スペックで選ぶ時代は終わり?後悔しないノートパソコンの選び方!【知識】

スポンサーリンク

ノートパソコンの選び方

 

ノートパソコンを選ぶとき、何に注目して選びますか?

 

CPUの性能?

ハードディスクなど記憶容量のサイズ?

メモリのサイズ?

 

パソコンのスペック(性能)ばかりに気を取られていると意外な落とし穴にずっぽりハマり、折角ワクワクしながら買ったのに満足度がイマイチなんてことになってしまいます。

 

そこで、今回はスペックだけでパソコンを選び、実機を見ることなくインターネットで購入したため、

 

画面、見えにくなぁ・・・
そこのLEDランプ、いらんぜよ!
なんで、そんなところに通風孔があるの!

 

などなど、見事落とし穴にハマった私が失敗しないノートパソコン選びについて考えます。

 

用途が動画やメール、ちょっとした資料作成レベルであれば、スペックよりもこちらを重視されることをオススメします。

  1.  液晶の見やすさ
  2.  ポート(差込口)、通風孔、状態表示LEDの位置
  3.  キーボードの形状
  4.  HDDにする理由がないならSSD
  5.  最新のOS(Windows10など)かどうか

 

要するに、ほぼ見た目です。

ハードウェアのスペックなんて後回しです。

 

画面の見やすさとUSBポート(差込口)や電源などの状態を示すLED(ランプ)の場所などは、追加や交換が効かないので満足度を大きく左右します。つまり・・・

 

パソコン選びは見た目でOK!

むしろ見た目がすべて!

 

もっとも、ゲーミングパソコンでないと勝負にならないゲーマーや動画編集を行うような方はスペックにこだわったほうがよいでしょう。ですが、動画観たり、ちょい資料を作ったり、インスタ、TwitterなどのSNSをする程度の用途であれば、スペックより見た目重視のほうがパソコン選びは失敗が少なそうです。

 

どういうことなのか深堀りしていきます。

 

スポンサーリンク

一番に気になる性能(スペック)なんて後回しでいい!

日頃、動画観たり、ネットサーフィンしたりしかしない人であれば、パソコンの性能(スペック)は全くと言っていいほど気にしなくても大丈夫です(7~8年以上前の中古パソコンを購入するときは、少し気にしてください)。

 

なぜなら、これらについては高い性能を求められていないから。

 

動画鑑賞や資料作りに高い性能は不要!

高い性能は不要と言われてもピンときませんよね。動画サイトなどから「うちの動画を観たければ、これだけのものは用意してね」と言われる条件は、意外なほど少ないのです。

 

例えば、Youtubeであれば、システム要件(Youtubeを動かすのに必要な機能や性能)は下記のようになっています。

最新バージョンの Google Chrome、Firefox、MS Edge、Safari、Opera
500 Kbps 以上のインターネット接続

Youtubeヘルプ システム要件より

 

つまり、スペック的なものは求められておらず、インターネットにつなげて各サイトや動画を観るためのソフトウェア(アプリ)いわゆるブラウザを最新バージョンにしておけばよいとのこと。

 

AmazonのPrime Videoも似たような感じ。

Prime Videoにアクセスするには、以下のウェブブラウザの最新バージョンを実行していることを確認してください。

Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Internet Explorer、Microsoft Edge、Safari、Opera

Amazon ヘルプ&カスタマーサービスより

 

ワードやエクセルなどのOffice2019版だとほんの少しシビアで、ハードウェアのスペックも求めてきます。もっとも、この数字は10年くらい前のパソコンでも余裕でクリアできる数字。

コンピューターとプロセッサ

Windows OS: 1.6GHz 以上、2コア。Skype for Business を使用する場合は 2.0 GHz 以上をおすすめします。

macOS: Intel プロセッサ

 

メモリ

Windows OS: 4GB RAM、2GB RAM (32 ビット)

macOS: 4 GB RAM

 

Microsoft 365 と Office のリソースより

 

つまり、少し余裕をみてCPUがCore i3以上、メモリが4GB以上あれば、普段使いには困らないかと。Core i3もCore i5も2010年頃から生産されているので、大体10年くらい前のパソコン以降で、最新のOS(2021年時点ならWindows10)が積んであれば、この条件を満たすことになります。

 

もっとも、フルハイビジョンや4Kをパソコンで観ようとすると、やや高い性能を求められますが、そもそもディスプレイ(モニタ)が対応していなければフルハイビジョンや4Kとして観ることはできません。

 

そして、これらに対応しているディスプレイのノートパソコンであれば、性能面についても問題のないものを提供しています。ですから、基本的には性能(スペック)は気にせずともよいと考えます。

 

・・・気にしたくなりますけどね。

 

見た目重視でいいんです!パソコンの選び方

性能なんて気にするな!ワカチコ!ワカチコ!

 

・・・

 

であれば、一体何を気にすべきなのか。

私はそれを大きく3つの”見た目”に求めました。

① 液晶の見えやすさ
② 各ポートやLEDの位置
③ キーボードの形状

 

液晶が見えにくいと眼が疲れやすく長時間向き合えませんし、各ポートやLEDの場所が悪いとパソコンを置く場所が制限されたり、マウスが使いにくかったりします。キーボードも自分好みでないと手首や指など体に負担になります。

 

意外とこの3条件がパソコンライフに与える影響は大きいのです。

 

み、見えにくい!最重要視すべきは、液晶との相性!

広視野角 光沢

 

3条件のなかでも最重要視すべきは、液晶との相性と考えます。

 

私が今回購入したパソコンは液晶が全体的に薄い印象で、これまで使ってきたパソコンと比較するとやや見えにくい。なぜ、そういう差になっているのか、調べてみると液晶には大きく2つのポイントがありました。

 

① 広視野角 vs それ以外
② 光沢 vs 非光沢

 

もっとも、広視野角・光沢という組合せのディスプレイでもメーカーによって見え方は違うので、実際にディスプレイを見るのが確実です。

 

 

最重要ポイント!広視野角は必須条件にすべし

ところで ”広視野角” って、なんぞや?

 

と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もこの記事を書くまで知りませんでした。ディスプレイなんざ映りゃいい!と思っていたくらいなので。

 

視野角とは、画面を斜めから見ても色が変化しない角度のこと。

 

視野角の狭いディスプレイは、画面の角度が少し変わるだけで色合いが変わり、見えにくくなります。一方、視野角の広いディスプレイであれば、画面を見る角度が変わっても見えにくくはなりません。

 

もっとも、隣の人に異性に送るイチャイチャメールの文面を覗かれて恥ずかしい思いをするかも。

 

ただ、恥ずかしい思いをすることになるとしても、視野角の広いパソコンを選んでおけば、パソコンを見る姿勢が少し変わったくらいでは画面の色合いがあまり変化せず、眼に負担がかかりにくくなります。

 

では、そのような視野角の広いパソコンをどうやって選べばよいのでしょう。

 

 

視野角の広いパソコンの選び方

視野角を調べるのが一番ですが、カタログに載っているほうが少ないうえに数字を見てもピンときません。そこで、性能が書かれたスペックシートやカタログに「広視野角」「IPS」と書かれているかチェックするのが良さそうです。

 

ちなみに、IPSはディスプレイの駆動方式のこと。

現在のディスプレイは、TN、VA、IPS、有機ELの4種類のいずれかになります。それぞれ特徴があり、下記のように用途によって選ぶというのが一般的です。

TN・VA:アクション系のゲーマー
IPS・有機EL:ゲーマー以外。特にデザインや写真などに関わる人

 

なお、4種類ひとつひとつ説明すると長くなるので、特徴を表にしてみました。価格については有機ELだけ別格で「いいお値段だなぁ」と思いますが、あとはそれほど差を感じません。

 TNVAIPS有機EL
視野角狭い普通広い広い
画 質悪い普通良い最も良い
値 段安価普通高価最も高価
応答速度速い遅い普通最も速い

 

 

光沢 vs 非光沢は、好みでOK!

液晶ディスプレイには、駆動方式とは別に画面の表面処理方法として光沢と非光沢があります。簡単に説明すると、パソコンに蛍光灯や自分の顔が映り込めば光沢、映り込まなければ非光沢となります。上図でいうと、パソコンに置き時計が映り込んでいるので光沢ということになります。

 

それなら、非光沢のほうがいいじゃん!と思いますが、本来映り込む部分がボーッとした色になるのでボケて見えることがあるのです。

 

じゃあ、どちらがいいの?ということですが、用途や好みで選ぶのが良さそう。

光 沢:静止画や映像の鑑賞が多い人
非光沢:ゲーマーや長時間ディスプレイを見ながら作業する人

 

ただ、光沢だと画面の暗いシーンだと映り込むので良し悪しあります。このままで、どちらか選べない!という人は、裏技というほどではありませんが、光沢のパソコンを買っておいて、どうしても映り込みが気になるようであれば、非光沢のフィルムを貼るというのもありかと。

エレコム 液晶保護フィルム 日本製 ブルーライトカット(Amazon)

 

もっとも、大半のフィルムは剥がすと使えなくなるので、剥がすときには覚悟を決めてください。

 

スポンサーリンク

そ、そこにポートやLED(ランプ)があると使いにくい!

 

液晶のチェックが終わったら、各ポート(差込口)やLEDの位置をチェックします。

 

電源、LAN、USBなど各ポートからコードをノビノビさせる人は、これらのポートが予期せぬところにあると意外と不便。なので、きちんと位置を把握して購入することをオススメします。

 

 

左側にマウスを置きたいのに、なぜLANポートがそこにある?


ノートパソコン 選び方

 

日本人の9割くらいが右利きと言われています(調査によって少しばらつくので、正確にはわかりません)。

 

そういうこともあってか、私が今回購入したノートパソコンは、右側にUSBポート、左側にLANポートと通気孔がきています。恐らく、マウスが右側に置かれるという想定なのでしょう。

 

しかし、私はマウスを左側に置いて左手で操る派。

いつものように左にマウスを置くとLANコードが邪魔になるうえに、通気孔から温かい空気が流れて何とも気持ち悪い・・・

 

私は右側にマウスを置くから関係ナイヨ!という人も、世の中には USBポートが左側にしかないというノートパソコンもあるので、通気孔とLAN、USBポートの位置はよく確認のうえ購入されたほうがいいです。

 

 

LEDインジケータもなぜそんなところにある?

ノートパソコン 選び方 ランプ

 

通電状態やバッテリーの状態を示すLEDインジケータとか状態表示LEDと呼ばれるランプの位置もチェック項目のなかに入れておきたいです。

 

今回購入したパソコンは、LEDがパソコンの前面についているため、電源を切って蓋をしめても電源アダプタがついているとLEDが光る仕様になっていました。

 

これ、部屋を真っ暗にするとプチ懐中電灯なみに煌々と光りおる。

 

夜中にふと目を覚ましボーッとした状態でこの光を見ると、宇宙人(サイヤ人は除く)が迎えにきた光か?という光り方をするのです。

 

もっとも、私には不向きな位置ですが、キーボードの面にLEDがあるとパソコンを使っている間、余計な光に気を取られがちになる!という人には良さそうなので好みの問題。

 

好みの問題なだけに、事前にチェックはしておいたほうが良さそうです。

 

スポンサーリンク

テンキーの有無が意外と大きいキーボード

 

FILCO Majestouch2 S〔静音モデル〕 キーボード

 

キーボードは、触った感触の好みによるところが大きいかと思いますが、実際に触る機会がない場合、せめてテンキーの有無は確認しておいたほうがいいと思います。

 

特にこれまでテンキーがないキーボードだった人が、テンキーがあるキーボードを購入すると結構違和感ありますので要注意です。

 

ただ、こちらもキーボードが気に入らないとなれば、パソコンスタンドとキーボードを購入するというのもありかと思います。なお、大半のキーボードはパソコンのUSBポートに挿しこむだけで使用できます。

 

Soundance ノートパソコン スタンド

 

SSDはオススメだけど、万能ではない

パソコンのデータを保管しておくための記憶装置を「HDD」にするか「SSD」にするのかは、今後のパソコンライフを左右するくらい大きな問題。

 

結論からいえば、大量のデータを保存する必要がなければ「SSD」がオススメ。3分くらいかかっていた起動時間が30秒くらいですみます。3分くらい待てばいい派だった私でしたが、SSDを体感すると待っちゃおれん!派になりました。

 

これも違いをじっくり説明すると長くなるので、各項目についての有利不利を表にしてみました。容量と価格以外は、SSDの圧勝です。

 

 SSDHDD
速 度
容 量
価 格
動作音
消費電力
発 熱

 

ここで注意しておきたいのは動作音と発熱。

これらに過剰な期待は禁物です。

 

たしかにSSDの動作音らしきものは、ほとんどしません。ですが、ファンは普通に回るのでファン音は気になります。HDDのように絶えず駆動音がしない分、余計に気になります。発熱も同様で、SSD自体は熱くならなくてもCPUは普通に熱くなるので、このあたりは期待値ほどではないという印象です。

 

スポンサーリンク

まとめ

ゲーマーや重たいプログラムを動かす人でない限り、最近のパソコンであればスペックは気にしなくても十分パソコンライフを満喫できます。なので、見た目やキーボードとのフィーリングでパソコンを選んでしまいましょう、というのが今回の記事の趣旨でございました。

 

まとめといいますか、おさらいです。

パソコンを選ぶときは、スペックは後回しにして下記の点についてチェックしましょう。

  1.  液晶の見やすさ
  2.  各ポート、通風孔の位置
  3.  状態表示LEDの位置
  4.  キーボードの形状
  5.  HDDにする理由がないならSSD

 

よいパソコンに巡り合うといいですね。

 

それでは(`・ω・´)ゞ

 

文章終わりのライン

 

コメント

トップへ戻る