契約書、覚書、誓約書などの違いがわかると契約がスムーズになるかも!

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契約書で悩む女性 
「みんなでお金を出し合ってパソコンを買ったんだけど、他の人には使わせないと一筆書いておきたい。これって契約書?覚書?なんなの?」
  
 
日頃からお仕事などで契約にたずさわっていればピンとくるものがあるかと思いますが、そうでないと契約書、覚書、念書の区別はなかなかつきにくいものです。

そこで、その違いを整理してみました。

 

ざっくり言えば、このような感じです。

 

覚 書
契約書を作る前、作った後の合意を書面化したもの。

念書、誓約書、証書
契約を守らせるために書面を提出されるもの。

協定書、合意書
契約書の細部や変更などについて合意を書面化したもの。

 

近所のマダム
近所のマダム

内容は同じでも「契約書」と書かれると身構えるのに、「覚書」と書かれていると軽い感じに思えるわ・・・

 

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契約書・覚書・念書等の違いについて

契約書、覚書、念書、合意書に協定書など約束を書面化したものには、さまざまな名前がついています。

 

ざっくりいえば、どれも契約書であり法的効力が発生します

 

また、「念書」と書いてあっても中身が契約書であれば契約書として扱われます。

なので、どういうタイトルでも構わないところではありますが、一般的には下記のようなイメージや慣習で使われるため、これに合わせたほうがモメなくてすみそうです。

契約書 イメージ 違い

 

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① 契約書は、契約のなんなのさ?

そもそも、契約とは何でしょう?

 

お互いの表示意思が一致し、権利と義務が発生する』と契約は成立します。

そう、契約書は不必要なのです。

 

例えば、

A:「そのお菓子を100円で売って」

B:「いいよ、あげる」

 

Bの「いいよ、あげる」と言った瞬間に、お互いの「買いたい」「売ってもいい」という表示された意思が一致します。

そして、表示された意思の一致と同時に下記の権利と義務が発生します。

 

A:「Bさんにお菓子をもらう権利」と「Bさんに100円を支払う義務

B:「Aさんに100円を請求する権利」と「Aさんにお菓子をあげる義務

 

青い字は、お菓子についての権利義務、赤い字は、お金についての権利義務です。

 

契約書は作成していませんが、売るという意思、買うというお互いの表示意思が一致して、権利義務が発生しているので、これで「契約成立」です。

ですから、契約書の有無は契約成立とは、関係ありません。

 

そして、この契約した内容を書面化したものが契約書なのです。

  

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② 覚書は、契約書をサポートする契約書!

覚書は、主に契約書を補足するものとして使われます。

契約書を作る前に合意した内容を書面化しておく、契約書を作った後に合意した内容を追加するようなときに用います。

 
上の例でいえば「このお菓子をBからAに売る」だけを覚書として書面化し、後から金額などを書いた契約書を作成します。

また、契約書作成した後に「明後日までに引き渡す」といった後になって気が付いたようなものを追加するときに用います。
 

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③ 協定書、合意書

協定書、合意書は、基本契約書などおおまかな契約だけ決まった状態から、細部についての決め事や、何かトラブルが発生し解決したときなど新たに話合った結果の証拠として用います。

 

覚書とよく似ていますが、覚書は少し簡単で軽い事項、協定書・合意書はより複雑で重い事項のイメージ。

覚書は契約書に付随する関係になることが多いのに対し、協定書、合意書は契約書には付随せず独立した関係にもなることもあります。

 

上の例でいえば「金額は100円としていたが消費税分を含む108円とする」など、後から合意したことを書き記します。
 

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④ 念書・証書・誓約書は、一方通行

念書・証書・誓約書は、契約書や覚書と異なり、当事者の一方が他方に差し入れるものです。

そのため、他の書面には双方の署名捺印があるのに、念書には差し出した当事者の署名捺印しかありません

 
上の例でいえば、なかなかお金を払わないAに対して「明日までに100円払います」といった書面をBに対して提出させるといった感じです。

このとき問題になるのが、Aが手元にコピーや写真など何も残さなかったために、何を約束したのか忘れてしまう、わからなくなるケースです。

 
そうならないよう、Bは受け取るときに「コピーをとってますか?」と聞いておいたほうがいいかもしれません。

 
 
▼ 失敗した契約書はシュレッターへ

以上が、簡単ではありますがそれぞれの違いでした。

なお、繰り返しになりますが、契約は「お互いの表示意思が一致し、権利と義務が発生する」ものなので、口約束でも成立します。

従って、覚書であろうと契約は成立することに注意してください。

 

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契約と約束の違いについて

契約と約束の違いは曖昧です。

 

「民法上の典型契約のように、国家が介入すべきもの」契約

「国家権力で強制するほどのことでもないもの」約束

 

と言われていますが、最終的な判断は裁判所に委ねられています。

 

上の例を用いると

 

「お菓子を売ってあげる!」

というのは、売買契約が成立するので契約になりますが、

「一緒に帰ろう!」

というのは、国家権力で強制するほどでもないので約束になります。

 

 

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