平成最後の日、2019年4月30日
クイーンエリザベス号が、五日市埠頭に予定通りやってきました。
五日市埠頭にやってくるのは、これで3回目。
そして3回目なのにウキウキで観に行ったのが私、黒帽子のしん(@K_Shin51)でございます。
過去2回もウキウキで観に行って間近でじっくり見ていたはずなのに、今回初めて気になったのが「CUNARD」という赤い文字。
旅行会社かな?と思って調べたところ、Cunard Line(キュナード・ライン)というイギリスの海運会社でした。なお、この会社は、アメリカにある世界最大のクルーズ客船の運航会社 Carnival Corporation.(カーニバル・コーポレーション)の傘下の会社とのこと。要するに、「CUNARD」は運用者のロゴでした。
ちなみに、クイーンエリザベス号の運用者はキュナード・ラインですが、所有者はカーニバル・コーポレーションだそうです。
クイーンエリザベスがやってきた!五日市埠頭、人多すぎ!ところでクイーンエリザベスって何?
今回やってきてくれたクイーンエリザベス号ですが、イタリアの造船グループ会社フィンカンティエリが、アドリア海に面した工業都市で造船業の拠点にもなっているモンファルコーネにある造船所で建造し、2010年に竣工されたもの。
2010年に竣工されたということで、初代クイーンエリザベスではなく3代目。なお、初代はイギリス王妃エリザベス(ジョージ6世の妃)にちなんでつけられたそうです。当然、きちんと名前の使用許可もとっているとのこと。
残念なことに、初代クイーンエリザベスは、お役ごめんになったのちアメリカの実業家に売却されます。ところが、この実業家が資金難となり、香港の船会社に転売。香港の造船所で洋上大学となるべく改造が行われていたのですが、火災を起こして沈没してしまいます。
中途半端な状態で残ったせいか、残骸は2年あまりも香港のビクトリア・ハーバーに放置。その後、映画「007 黄金銃を持つ男」のロケが行われたりもしましたが、やがて解体されました。なお、黄金銃を持つ男のボンドは、ショーン・コネリーではなくロジャー・ムーア。
五日市埠頭への道のりは、少し遠いけど平坦
そんな由緒正しきクイーンエリザベス号。折角来てくれたからには会いに行かないわけには参りません。
基本的に大型客船が五日市埠頭に寄港するときには、車で埠頭に入れないように埠頭への道が進入禁止になります。人や自転車は、普通通り進入できることが多いのですが、他の大型客船のときには渡れる信号も今回は渡らせてもらえず、地図上にはない道に迂回させられました。
そして、クイーンエリザベスが見えるようなところに誘導されたのですが、近そうに見えてエリザベスは1km先。しかも、前回までそんなことなかったのに、危ないから自転車は1km先まで歩道に入って押して歩け!と頭の悪い指示をする警備員たち。
一般車両が入ってこれないので、車は来ないのに・・・ぶつぶつ。
なので、次回、もし同じ指示を受けたら真っ直ぐ進まないで、左に曲がり一本違う筋から進んだほうが良さそう(帰りはこのパターンで注意は特になしでした)。というか、子供を自転車に乗せてくるお母さんもいるので、自転車用の迂回路を用意するなどもう少し考えてほしい。
そんな小さな不満を抱えながらも、五日市埠頭を目指します。
連休中だけあって人が多かったステージ周辺
ただひたすら真っ直ぐ歩いて、五日市埠頭に到着。ここまでしか入れないのか!と警備員に詰め寄る人がいましたが、自転車置き場の奥側に階段があり、そこを降りるとイベント会場にたどり着けます。
そして、会場に入ると・・・
連休中だけあって、人多すぎでした。
この会場には中央に椅子とテーブルがあって、出店で買ったものが食べれるはずなのですが、人多すぎで無理。さらに、ステージ周辺は人が多くて、もう後ろのほうは全く見えない状態。かつてない盛り上がりようでした。
イベント会場の外の様子
一方、イベント会場の外では、ケバブとか売っていたこともあり、外で立ち食いしている人や敷物をひいてエリザベスを肴に一杯やっているご夫婦などもいらっしゃいました。ただ、会場内とは違って比較的人影はまばら。とはいえ、緑の柵から先へは進めませんが、記念写真を撮ってる人がそこそこいました。
それにしても、平成も終わろうかというのに、写真を撮るときに両手を水平に広げてタイタニックごっこをする人のなんと多いことか。
平成最後だけあって、こんなイベントもありました。
メッセージ、誰かに届くといいですね!
まとめと感想
平成最後の日、五日市埠頭にキュナード・ラインが運営するクイーンエリザベスがやってきました。今回も柵の外から眺めるだけでしたが、いつかはこのゲートから乗れるようになりたいもの。
ちなみに、船内見学は1ヶ月前くらいに事前申し込みの募集があり、抽選に当選すると見学できます。
・・・いや、そういう乗りたいということではないですが(苦笑
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