[図あり]他のパソコンにThunderbirdのデータを移行する方法【知識】

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Thunderbird データ移設 移行工程

 

スマホよりパソコンをよく使うという方であれば、メーラー(eメールを送受信するためのソフト)は「Outlook」なるものをお使いになられている人が多そうですが、私は名前がカッチョいいので「Thunderbird(サンダーバード)」を愛用しています。

 

このThunderbird、名前がカッチョいいだけではなく、新しいパソコンを買ったときに行うデータの移行(移設)も下記のように簡単に行えるのが特徴の1つなのです。

① 移設元のパソコンでフォルダの1つコピー
② 新しいパソコンにThunderbirdをインストール
③ コピーしたフォルダを新しいパソコンにコピー
④ フォルダ名を変更する

 

ざっくりすぎの感はありますが、たった4つのステップで移行できます。しかも、フォルダ(必要なファイルが入っている箱)まるごとの移動ということもあり、Windowsパソコン同士だけでなく、Windows ↔ Mac も移動可能です。

 

そこで、今回は、そんなThunderbirdのデータ移設(移行)について説明していきます。なお、画面の説明図なんざいらん!手順は文字だけのほうがいい!という方のために「おさらい」のところで文字だけ版を用意しましたので、活用いただければと思います。

 

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サンダーバードのデータ移行は、やり方がわかると簡単!

このデータ移設にとりかかる前に、用意していただきたいものが4つあります。

  •  POPサーバーのパスワード
  •  USBメモリまたはオンライン上の共有フォルダ
  •  インターネットができる環境
  •  失敗してもくじけない心

 

一番悩ましいのが、パスワードだと思います。折角、移設できてもパスワードがないと今まで受信できたメールは読めても新しいメールが受信できません。なので、なんとか見つけだしてください。

 

これらのものが揃ったら、データの移設を始めましょう!

① 移設元(古いパソコン)でフォルダの1つをコピーする

最初にすることは、移設元(古いパソコン)で、これまでのメールやアドレス帳などが格納されているデータフォルダを探し出してUSBメモリなどにコピーします。

 

まずは、Thunderbirdを起動させて「トラブルシューティング情報」を開くところから始めていきます。ここでの作業は下記のとおり。

  1.  Thunderbirdを起動させる
  2.  メニューバー右端「ヘルプ」をクリック
  3. 「トラブルシューティング情報」をクリック

 

Thunderbird データ移設 プロファイル フォルダ

 

 

無事にトラブルシューティング情報が開いたら、これまでのデータが格納されている”プロファイルフォルダ(ランダムに並んだ英数字8桁.default)” というフォルダを探す旅に出ます。ここでの作業はこちら。

  1. 「プロファイルフォルダー」の”フォルダーを開く” をクリック
  2.  エクスプローラーっぽいものが立ち上がる
  3.  画面中央付近に「プロファイルフォルダー」の中身が表示されるので、ふーん、これが中身なのか・・・と思う(思うだけでOK)
  4. 重要なのは、Windows7以前なら左側の枠内、Windows10なら上部にある「Profiles」付近にある「ランダムに並んだ英数字8桁.default」というフォルダーで、これがお目当てのフォルダー。
  5. この「ランダムに並んだ英数字8桁.default」のフォルダーをUSBメモリまたはネットワーク上の共有フォルダーにコピー

*「ランダムに並んだ英数字8桁.default」は、下図「hw8cs7n5.default」に該当し、各パソコンによって異なります。

 

Thunderbird データ移設 フォルダ場所

 

WINDOWS7以前のコピー

Windows7以前の場合

 

 

WINDOWS10のコピー

Windows10の場合

 

なお、私のように日頃メールの整理を怠けているとフォルダの容量が大きく、コピーに時間がかかるので、日頃から整理するか、この作業の前に整理することをオススメします。メールを移設してしまうと、整理しないままになりそうですから(苦笑

 

 

② 新しいパソコンにThunderbirdをインストール

データのコピーを待っている間、次の作業に移ります。次は、移設先(新しいパソコン)に Thunderbirdをインストール。

 

Thunderbirdのサイト:https://www.thunderbird.net/ja/

 

  1. Thunderbirdのサイトを開く
  2. 無料ダウンロード” をクリックしてダウンロード
  3. ダウンロードしたファイル(インストーラー)をダブルクリックしてインストール

 

Thunderbird データ移行 ダウンロード

 

 

インストールが終わったら、きちんと起動するのか確認のため、Thunderbirdを立ち上げます。その際、メールアドレスのセットアップを求めてきますが、ここは無視して「キャンセル」して構いません。

 

Thunderbird データ移行 セットアップ

 

問題なく起動できたら、コーヒー飲んで一息つくか次に進みます。

 

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③ コピーしたフォルダを新しいパソコンにコピー

Thunderbirdのインストールが終わる頃にゃ、移設元データのコピーも終わっていると思います。そこで、コピーしたフォルダを新しいパソコンに貼り付けるという作業に移るのですが、この作業のタイミングは2通りあります。

 

  •  Thunderbirdのインストール前
  •  Thunderbirdのインストール終

 

正直、どちらでもいいです。

私はインストール直後に行いましたが、手順としてはイマイチでした。理想は下記のとおりです。つまり、インストールが終わったのち、データを移設させる場所を確認してからのほうが作業工程がちびっと少なくてすみます。

  1.  データフォルダを移設させる場所を探す
  2.  そこにデータフォルダを貼り付ける

 

それでは、詳細を見ていきましょう。

 

データフォルダを移設させる場所探しですが、Thunderbirdの画面は古いパソコンの時と少し異なりますが、”データが収納されているフォルダを探す旅”の手順とほぼ一緒です。

  1.  Thunderbirdを起動させる
  2.  メニューバー右端「ヘルプ」をクリック
  3. 「トラブルシューティング情報」をクリック

 

Thunderbird データ移行 プロファイル

 

もっとも、フォルダのコピーを貼り付けるという作業なので、この先の手順は移設元の時と少しだけ異なります。

  1. 「プロファイルフォルダー」の”フォルダーを開く” をクリック
  2.  エクスプローラーっぽいものが立ち上がる
  3.  Windows7以前なら左側の枠内、Windows10なら上部にある「Profiles」の配下にコピーを貼り付けたいので、「Profiles」またはアドレスバーの矢印(Windows7以前なら「←」、Windows10なら「↑」)をクリック
  4.  うまくいくと「ランダムに並んだ英数字8桁.default」のフォルダーとそれモドキが表示される

 

Thunderbird データ移設 コピー

 

 

Thunderbird データ移設 コピペ

 

あとは「Profiles」のフォルダに、コピーしておいたフォルダを貼り付けるだけです。

 

 

④ フォルダ名を変更する

フォルダの貼り付けが終わっても、このままだとThunderbirdがフォルダを認識しないので、フォルダ名を変更します。変更するフォルダ名はProfilesに最初から住んでいる「ランダムに並んだ英数字8桁.default」

 

なお、もし、2~3個フォルダがある場合は、フォルダを開いてみてファイルが多いほうを選んでください。

  1.  移設先のフォルダ名を変更する
    → 下図でいう「qawa9vr3.default-release」を「Aqawa9vr3.default-release」など元のフォルダ名にちょい足しする
  2.  移設したフォルダを変更する
    → 下図でいう「hw8cs7h5.default」を「qawa9vr3.default-release」にする
  3. 「Aqawa9vr3.default-release」は削除しても残しておいてもOK

 

 

なお、同じフォルダ名を作成できないので、移設先のフォルダ名は変更しないと先へと進めません。ここは嫌々でも素直に変更してください。

 

Thunderbird データ移設 ファイル名変更

 

 

これで、Thunderbirdを一旦閉じて、再度開く、いわゆる再起動させると移設終了・・・のはずなんですが、思わぬ落とし穴が待ってます。

 

Thunderbird パスワード

 

メール受信に必要となるPOPサーバーのパスワードを聞いてきおります。ユーザー名や設定は引き継がれるのですが、パスワードだけは無理でした。

 

POPサーバーのパスワードなんて・・・と思われても頑張って探してください。プロバイダさんから最初にいただいた紙などに書かれていると思います(その後、変更していなければ)

 

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失敗してもくじけない

これで作業は終了です。

もっとも、こういう作業は失敗がつきもの。

 

何が原因になっているのか、調べるのも一苦労ですが諦めずに最後までやり遂げてください。もっとも、今回は元のデータが消えるわけではないので、くじけずに何度でも挑戦できます。

 

なお、失敗するパターンは貼り付ける場所が違うか、フォルダ名が違うかといったところだと思いますので、しっかりご確認いただければと思います。

 

以上です(`・ω・´)ゞ

 

【おさらい】サンダーバードの移行方法

今回の記事のおさらい。

能書きはカットしてサンダーバードの移行方法だけ記載しておきます。

 

 0.以下のものを準備する

   ・POPサーバーのパスワード
   ・USBメモリまたはオンライン上の共有フォルダ
   ・インターネットができる環境
    

  1. 移設元のパソコンでフォルダの1つコピー
    ① Thunderbirdを起動させる
    ② メニューバー右端「ヘルプ」をクリック
    ③ 「トラブルシューティング情報」をクリック
    ④ 「プロファイルフォルダー」の”フォルダーを開く” をクリック
    ⑤ エクスプローラーっぽいものが立ち上がる
    ⑥ Windows7以前なら左側の枠内、Windows10なら上部にある「Profiles」付近にある「ランダムに並んだ英数字8桁.default」というフォルダーを探す
    ⑦ この「ランダムに並んだ英数字8桁.default」のフォルダーをUSBメモリまたはネットワーク上の共有フォルダーにコピー
     
  2. 新しいパソコンにThunderbirdをインストール
    ① Thunderbirdのサイトを開く
    ② ”無料ダウンロード” をクリックしてダウンロード
    ③ ダウンロードしたファイル(インストーラー)をダブルクリックしてインストール
     
  3. コピーしたフォルダを新しいパソコンにコピー
    ① Thunderbirdを起動させる
    ② メニューバー右端「ヘルプ」をクリック
    ③ 「トラブルシューティング情報」をクリック
    ④ 「プロファイルフォルダー」の”フォルダーを開く” をクリック
    ⑤ エクスプローラーっぽいものが立ち上がる
    ⑥ Windows7以前なら左側の枠内、Windows10なら上部にある「Profiles」の配下にコピーを貼り付けたいので、「Profiles」またはアドレスバーの矢印(Windows7以前なら「←」、Windows10なら「↑」)をクリック
    ⑦ うまくいくと「ランダムに並んだ英数字8桁.default」のフォルダーとそれモドキが表示される
    ⑧ そこにUSBメモリに入っているフォルダーを貼り付ける(「ランダムに並んだ英数字8桁.default」のフォルダを1個増やす感じ)。

  4. フォルダ名を変更する
    ① 移設先のフォルダ名を変更する
    ② 下図でいう「qawa9vr3.default-release」を「Aqawa9vr3.default-release」など元のフォルダ名にちょい足しする
    ③ 移設したフォルダを変更する
      → 下図でいう「hw8cs7h5.default」を「qawa9vr3.default-release」にする。「Aqawa9vr3.default-release」は削除しても残しておいてもOK
    ④ サンダーバードを再起動させる

 

以上です、お疲れさまでした!

文章終わりのライン

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