『億万長者に、俺はなる!』
モテないのなら、せめて金持ちになりたい!
そんなささやかな夢を叶えるべく
3年前から初詣は『金持稲荷大社』に行くことにした私。
ただ、まだあまり効果を実感できない。
実感がないどころか
「戦闘力・・・たったの5か・・・ゴミめ」
といわれるくらい銭闘力しかない。
神社、本当に効果あるのか?
(神頼みで金持ちになろうとする邪道感たるや・・・)
悶々とした日々をおくるなか、とある本を見つけた。
この本なら、私の疑問を解消してくれるかも。
八木龍平 著
『成功している人は、なぜ神社にいくのか?』
著者・八木龍平さんのプロフィールを見ると
” Doctor of Philosophy の学位をもつ科学者 ”
とある。
Doctor of Philosophy が何かはようわからんけど、
科学者なら・・・と期待に胸を膨らませつつ読んでみた。
『成功している人は、なぜ神社に行くのかを?」を読み、実際に参拝してみたらその気になってきた
読んでみると、どうやら私の銭闘力が上がらないのには
いくつか理由があったようだ。
◯ 雑念・邪念が多すぎて神さまの ”スキマ” がなかった
◯ 神さまとのコミュニケーション不足
つまり、成功する神社の参拝方法の基本は下記のとおりらしい。
◯ 神さまが入り込む ”スキマ” を作っておく
◯ 年に3~6回は参拝する
他にも、ふむふむ・・・という話が色々書かれていたけど
◯ 神社はインターネット
◯ ライブで味わう一体感は、かなり「祓い」のエネルギーになる
など、正直、数回読んだだけでは
「ちょっと何言ってるのかわかんない」
という状態なので、
とりあえず、この3つのことを心がけることにした。
【本の概要】科学者というより神社マニアが書いた本
3つの心がけについて触れる前に本の紹介。
科学者なら・・・
と期待に胸を膨らませつつ読んでみたこの本であったが
残念ながら科学者的要素はあまりない。
初めての上司の名前が「一美(仮名)」みたいに
一般的に女性に使われる名前だったのでワクワクしたら
スキンヘッドのおっさんだった
というくらい、読んでいてコレジャナイ感。
とはいえ、上司もこの本も付き合いが長くなると良さが見えてくるというものらしい。
元上司はこんな人:かいわれ大根に夢と希望を賭けた男とその夢を打ち砕いた女の物語
お付合いしてみた感じだとこの本、
家康、信長、トヨタなどの神社にまつわる成功・失敗事例や
神社にまつわる面白エピソードを集めた
神社マニアによる柔らかい神社入門書という印象。
信長がなぜ本能寺の変で殺されることになったのか?
などは、ほほう!そうきましたか!という意外な こじつけ 理由に
ちょっとニヤニヤ。
もっとも、私はスピリチュアル系のネタが入ってくると
読むのにパワーいるタイプなので
後半は何度かくじけそうになったけど(苦笑
スピリチュアル好きにはたまらず、
スピリチュアル苦手な方は、少し注意がいるかも。
なお、今回の書評は、3つの心がけにテーマを絞り
実用性のある前半部分をメインにしてみた。
【心がけ1】神さまに伝わる参拝のやり方がある
神社慣れしていないと意外とわからないのが、
参拝の方法とどうお願い事をすればいいのか。
参拝自体は、ほとんどの神社に書いてあるので
それに従えばよいのだが、本書ではあまり触れられていない。
なので、ちと補足。
参拝方法で多いのが「二拝二拍手一拝」
② 胸の高さで両手を合わせ
右手を少し下にずらし手を打ち鳴らす(拍手)を2回
③ 最後にもう1度、深いお辞儀(拝)
これはあまり問題ないかと思うけど(補足終了)、
問題なのが神さまに何をお伝えするか?
願い事だけをお伝えしていません?
お伝えするにも、一定のルールがあるよう。
② 神社にお参りできたことへの感謝を伝えて、
願いごとを一言お伝えする
③ 祝詞(のりと)とよばれる神道の祈りの言葉を唱える
この本では、この順番は入れ替わってもいいとのこと。
実際、他のサイトでは③が最初になっているものも
①が最初になっているものもあったので
順番、ちゃうやんけー!というご指摘はあたらない(官房長官風
なお、祝詞とは祭典に奉仕する神職が神さまに奏上する言葉。
ただし、神職でもない我々愚民は、
祝詞のなかでも簡単な拝詞(はいし)といわれるもの十分らしい。
さらに、拝詞には、
略拝詞(りゃくはいし)
→ 「祓え給え、清め給え、守り給え、幸へ給え」
略祓詞(りゃくはらえことば)
→ 「祓え給え、清め給え」
の2種類があり、略祓詞(りゃくはらえことば)でも十分効果はあるとのこと。
「はらえたまえ、きよえたまえ」というあれである。
ちなみに、意味は「邪気を祓って下さい、穢れた心身を清めて下さい、御守り下さい、幸せにお導き下さい」とのこと。
私はこれまで、この祝詞を唱えていなかったので
邪気つきまくりの穢れた心身だったようだ。
【心がけ2】神さまに伝わる参拝作法のポイントは ”スキマ” を作ること
たとえば祈るときに、あなたの心が悩みや雑念や頼みごとでいっぱいだと、神さまが入り込む「スキマ」がありません。しかし、「無心で近づくほど」そこに神さまが入ってきます。 P32より
どうやら神さまは、雲に乗っかって我々の話を聞くのではなく
心に入り込むものらしい。
なので、足の踏み場もない散らかった部屋より
片付けられてた部屋のほうが入りやすいように
雑念だらけより無心に近いほうが神さまは入ってきやすいとのこと。
無心に近づく・・・
漫画『ドラゴンボール』のミスター・ポポは
「それは何も考えていないだけで、心を無にする事とは違う」
と言っており、無心になるにはハードルが高い。
ただ、この本では、そこまでの無心を要求してはおらず、
とりあえず余計な考えを整理して、
願いごとを1つにするだけでいいみたい。
そう、願いごとは1つだけ。
【心がけ3】年に数回参拝すると幸せになるというデータがある
この本では、40代男女200名ずつ計400人に
幸福度と年間参拝回数のアンケートをとり、
それを年収別に区分けグラフ化している。
そのアンケートからもたらされる情報は2つ。
◯ 収入に関係なく、神社に参拝すると幸福になりやすい P84より
年に3~6回参拝すると年収も幸福度も増す!
おぉ!と思ったけど、年収はアップするわけではないらしい(泣
年収関係なく、年3~6回参拝すると幸福度が増すとのこと。
ただ、不思議なもので年収500万円未満と1000~1500万円の人は
参拝回数が年3回を超えると幸福度が下がっている。
そういうこともあり、年3回くらい参拝するのがいいそうで、
ひとりで、家族と、大事な仲間との3回を勧めている。
実際に、金持稲荷大社に行ってきた
ひととおり読んだら、神社に行かねば!
という気になってきたので行ってきた。
行ったのは、冒頭にも書いた金持稲荷大社
ビルの屋上にあるに珍しい神社だ。
なお、金持稲荷大社の詳細は初詣レポに書いているので
そちらを参照いただきたいのだけど・・・
いつもながら、屋上にあがるまでが少し不気味(苦笑
関連記事:金持稲荷大社は、売上アップやお金持ちになりたい私たちの救世主!なので初詣に行ってきた
やや不気味な階段をてくてくのぼっていき、
屋上に出る扉の手前にくるとおみくじ自販機が設置されている。
その隣に「参拝の仕方」などが書かれたものが、ひっそりと置いてある。
・・・が、ほとんどの人に気付かれない(泣
かく言う私も参拝3回目くらいで存在に気付いた。
今回はきちんと「参拝の仕方」に書かれているとおり
身を清めてから屋上に出る扉を開ける。
天気もよく、屋上に出ただけで憑きものが落ちていく感じ。
「うん、来て良かった!」
そう思ったし、
この神社、いつ来ても人が少ないので好きなんだけど
ただ1つなかなか解消されなくて不満な問題が・・・
いつも写真が斜め(泣
写真が斜めなのは残念だが、
きちんと本に書かれたとおり参拝してみた。
これで、どのくらい銭闘力が上がるのか楽しみ。
スカウターが壊れるくらい上がるといいのだけど。
まとめ
このように『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』
と読むと、今より断然神社に興味が湧いてくる本。
そして、神社に行ってみたくなる。
なお、下記の3つを実施すると幸福度が増すので、お忘れなく。
ぜひ、読んで、神社に行って、幸せになりましょう!
それでは(`・ω・´)ゞ
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