文章術なんてよくわからん!となったら『読みたいことを、書けばいい。』がオススメ!

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メモを取る女性 
深夜のテレビで女の子たちが、
 
 
「マニュアル通りのデートでがっかり」
 

と、一生懸命に下準備をしても成果の出ない男たちをあざけり笑う姿を見てふと疑問を感じました(なお、がっかりの後に罵詈雑言が続いてましたが割愛)。
 
 
この女の子たちは男性用の恋愛マニュアルを読む人なのか、そのデートがマニュアルっぽいと感じるほど多くの男性とデートしているのだろうか、と。
 
 
ところで、SNSの普及で普通の人でも文章を書く機会が増えてきました。それに伴い「文章術」みたいな本をよく見るようになりました。
 
 
ところが、文章術の本を読んでいざ実践してみると・・・

「マニュアル通りの文章でがっかり」

と言わんばかりの反応。
 
 
評判も良くならない、アクセス数が思ったほど伸びない、一生懸命やっても成果のでない現状に、SNS疲れを起こす人もいるのではないでしょうか?
 
 
というか、いるんです。

ここに・・・(*μ_μ)ポッ
  
 
そんなSNS疲れの私、黒帽子のしん( @K_Shin51)が、この本を読んで心地よく、前向きになれた『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』 をご紹介いたします。

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読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 [ 田中 泰延 ]
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こちらの作品、文章術の本を読みながら疑問に感じたこと、イラッとしていたことをすっきり解消してくれます。

 
また、恋愛マニュアルを読んで効果がでない方も、なぜうまくいかないのかがそれとなくわかるうえに、別に笑いたい人は笑ってればいいやくらい開き直れて、前向きにもなれると思います。
  
・・・多分。

 

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『読みたいことを、書けばいい。』が、文章術に迷える子羊たちを救う!

この本を特にオススメしたいのが、結構文章術系の本を読んできたけど成果がでない、読みすぎて何だかよくわからなくなったという人。
 
一読しただけでも、かなりすっきりします。
 

一体、どんな本なの?

この『読みたいことを、書けばいい。』は、本のタイトルから想像するとおり、どう文章を書いていけばいいか?という本です。
 
もっとも、
  
「上手な文章が書けるようになる本」ではなく
「楽しく文章が書けるようになる本」というもの。
 
 
楽天ブックスさんの紹介文(後半のみ引用)には、下記のように書かれています。

事実の中に、あなただけの発見を見出し、調べて、自分に向けて書く。
その結果として、誰かとつながるもの。
あなたが読みたいことを、あなたに向けて書けばいい。
 
電通コピーライターとして24年、突如、無職の道へ。
自分が読みたいものだけ延々書きまくり、
依頼殺到、読者熱狂。

web記事500万PV超、twitterフォロワー46000人超。
多くの支持を得る孤高のwebライター鮮烈のデビュー作。

やわらかくて全く新しい、希望の文章講義、開講です。

 
引用:楽天ブックス 読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 [ 田中 泰延 ] 商品説明 内容情報より

ちなみに、この紹介文は「出版社より」と書かれていました。
 
この紹介文も秀逸で、この本のことをよくまとめていらっしゃいます。そして ”依頼殺到、読者熱狂”といったあたりに出版社の筆者愛をすごく感じます。
 
 
それなのに・・・
 
 
当の筆者はデビュー作とは思えないほど意外とクール
 
このギャップも見どころの1つかも。
  

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誰が書いたの?

そんなクールな筆者、田中 泰延さん。
 
正直言って、全く存じあげない作家さんでした。 
 
 
しかも、前述の内容情報を読むと「孤高のwebライター」という肩書がかっこいいけど、その前の数字は大きすぎて、作者が凄い人なのかそうでないのかわかりにくい。
 
 
そこで、Twitterのフォロワーが46000人超の芸能人を調べてみたところ、別所哲也さん(@besshotetsuya)や水野美紀さん(@mikimobilephone)あたり。
 
 
・・・かなり凄い!!
 
 
そして、水野美紀さんの「iPhone」ではなく「mobilephone」というアカウントがじわる。
 

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何が書かれているの?

そんな一流俳優レベルのフォロワー数を誇る筆者によって書かれたこちらの本、文章の講義と書かれていますが、テクニック的なことよりも「心構え」を説かれている感じでした。 
 
  

何が書かれているのかざっくりまとめると

そんな珠玉の心構えたちを集約すると、この一文に通ずるかと。
 

 「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」

 
勘違いしそうですが「自分が書きたいこと」ではなく「自分が読みたいこと」
 
  
そして「自分が読みたいこと」だからこそ、他人の評価に振り回されることなく書いていけばいいという、SNS疲れしている私には「なにやら ”希望” が舞い降りてきた」感じさえするこの教えが本の軸になっています。
 
考え方だけでなく「一次資料に当たったほうがいい」など、小手先ではなく基礎的なテクニックも紹介されているのもポイント。
 
 
小手先ではないだけに、要求されていることはなかなかハードですが、こういう所から始めると効果があるかも!と思わせます。
 
もっとも ”希望の文章講義、開講”と書かれていますが、テクニックが羅列されている文章術などの本とは異なり、ところどころ脱線もする緩急を交えた内容になっているため、飽きることなくイッキ読みできる、それが『読みたいことを、書けばいい。』なのです。
 
 

目次が、一番まじめかも

この本の目次は、下記のとおり。
 
「ターゲットを想定しなくていい」「感動が中心になければ書く意味がない」といったあたりに惹かれてこの本を買ったのですが、一読して目次を読んでみると・・・
 
 
目次が一番まじめじゃん!!
 
 
そうなんです、この本の半分くらいは筆者のおふざけというか独特の言い回しになっているので、目次が一番まじめである意味つまらないかも。
 
なお、序章と付録(序章の次が本題に入らず付録)とが、この本の約20%を占めるという、まさに筆者の読みたいことが、書かれた本です。


はじめに

序章 なんのために書いたか
付録1 田中泰延が書いた記事10選

第1章 なにを書くのか 〜ブログやSNSで書いているあなたへ〜
その1 文書と文章は違うことを知っておく
その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
その3 書く文章の「分野」を知っておく
その4 定義をはっきりさせよう
その5 ことばを疑うことから始める

第2章 だれに書くのか 〜「読者を想定」しているあなたへ〜
その1 ターゲットなど想定しなくていい
その2 だれかがもう書いているなら読み手でいよう
その3 承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
その4 何を書いたかよりも誰が書いたか
その5 他人の人生を生きてはいけない

第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ
その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
その2 物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
その3 一次資料に当たる
その4 どこで調べるか
その5 巨人の肩に乗る
その6 感動が中心になければ書く意味がない
その7 思考の過程を披露する
その8 「起承転結」でいい

第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ〜
その1 書くことは世界を狭くすることだ
その2 貨幣と言語は同じもの
その3 書くことはたった一人のベンチャー起業
その4 文字がそこへ連れてゆく
その5 書くことは生き方の問題である
付録2 田中泰延について書かれた記事5選+おまけ

おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。

かなりまじめな文章術の本のように思える目次になっています。
 

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まとめ

恋愛マニュアルをいくら読んで実践しても、マニュアルを実践することが目的となって、自分が楽しくなかったら相手も楽しくない。

「恋愛マニュアルなんて・・・」

という女子に、このあたりを見透かされているのかもしれませんね。
  
文章もそういうものなのかもしれません。
 
 
どうせ書くなら楽しく!
 
 
ということを、おふざけを交えながら教えてくれる本でした。
 
おそらく、恋愛や文章を書くことだけでなく、何事にも通用しそうです。
 
 
ただ、私はマニュアル否定派ではなく、マニュアルで自分の引き出しを増やせばより楽しめそうな気がするので、マニュアルも読んでおくといいと思います。恋愛もマニュアル以下のデートなら話にならないですからね。
 
 
なお、「読みたいことを、書けばいい。」は電子版もあり、少しお安くなっていますので、こちらもご利用されてはいかがでしょうか。

 

まとまりのないおまけ

若いころは、テレビでマニュアル男をあざけり笑う女の子を見てイラッとしたものですが、テレビには台本やら仕込みがあることを覚えると、これは放送作家に言わされているものなのかも?と疑うようになりました。
 
なんとなくですが、他人の恋愛をバカにするのって、異性よりも同性のような気がしません?

 

関連記事:これまで読んだ本で一番よかった本を考えたら意外と難しかった

文章終わりのライン

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