「その時の彼の気持ちを50字以内で書きなさい」
あ~ん?彼の気持ちなんて知らんがな。
お前(出題者)、作者に会って聞いたんかよ!
という、ひねくれた幼少期を過ごされた方に悲報。
どうやら、私たちは大事な時間を無駄にしていたよう。
まじめに問題に向き合っておくべきでした。
そのことを痛感させらる本がこちら。
細谷 功 著『メタ思考トレーニング』
小中学生の頃、
まじめに国語の問題と向き合っておけば
このメタ思考トレーニングの前半はスラスラ解けたかと。
そして、自然にメタ思考ができるようになって
人生が変わっていたかも!
細谷功 著『メタ思考トレーニング』を読み、 メタ思考を会得しよう!
この本を読み、メタ思考を会得すると
3つのことができるようになるとのこと。
ところで、タイトルにもなっている ”メタ思考”
メタ思考とは「物事を1つ上の視点から考える」こと。
ちなみに、メタとは「三省堂 大辞林 第三版」にこう書かれてあった。
他の語の上に付いて、「間に」「超えて」「高次の」などの意を表す
要するに「一段上の思考」ということ。
ドラゴンボールでいえば、
カリン様のポジションでモノを見るということみたい。
本の紹介:2つの思考を高めるとカリン様の領域にたどり着く
そのカリン様(メタ思考)の領域にたどり着くには
2つの思考を高めると良いとのこと。
なお、この聞き慣れない2つの思考は
・ 書かれている解説を読む
・ トレーニング問題を解く
ことで、コツがつかめる仕組みになっている。
彼の気持ちを考えるとwhy型思考力があがる!
「この前の飲み会、時間が短かったね」
皆さんならこの言葉に対してどのようなリアクションを取るでしょうかp.55より(一部省略)
この問いに対して、why型思考では以下の順に考える。
注目は、やはり②。
発言者が、なぜそう言ったのか?という点。
詳細は本に書かれているけど、
なぜ?を考えることにより1つ上の視点になるとのこと。
ところで、発言者の「心の声」を考える・・・
これってそう、小中学生の時に手を焼いたあの
「彼の気持ちを答えよ」
が、時を超えて舞い戻ってきたのではなかろうか。
あの忌まわしい記憶が、
蘇った人もいるかもしれない。
ただ、あの頃ひねくれていたとしても
細谷さんが問題と解説を用意してくれているので大丈夫。
しっかり読むと理解できる。
ちなみに「時間が短かったね」と言われて
次回も幹事を仰せつかったらどうしますか?
単純に「時間を長くする」という結論でいいですか?
ファイナルアンサー?
楽しかったので時間を短く感じたのかもしれないし
料理の量が多かったのかもしれない。
なので、発言者の真意をくんで対策を考えるのが
「why型思考」とのこと。
アナロジー思考が、アイデアを豊富にしていく!
アナロジーとは類推、つまり「類似のものから推論する」ことです。 p.96より
以前ご紹介した「アイデアのつくり方」には
こう書かれていた
”アイデアとは既存の要素の新しい組合せ”
その組合せを見つけ出すのに役立つのが
アナロジー思考。
一見遠い世界のものの中から
類似点を見つけ出して組合せてみたり
構造などを取り入れたりする。
これにより、アイデアが豊富になるとのこと。
著者紹介:細谷功さんって、どんな人?
細谷 功(ほそや・いさお)
ビジネスコンサルタント。1964年、神奈川県に生まれ。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。 著者紹介ページより
紹介ページには、もっと長々と経歴が書かれているけど
小難しいカタカナが並んでいたので割愛した(ゴメンナサイ)。
ビジネスコンサルタントのなかでも
問題発見・解決、思考力に関するスペシャリストのようで
著書も「地頭力を鍛える」「アナロジー思考」などがある。
実は『地頭力を鍛える』も読んだのだけど
・・・途中、リタイヤ
今回も、危うくリタイヤするところだった。
1度では理解しにくい、少し難しい本が多い印象。
こんな人におすすめ
おすすめしたい人は以下のとおり。
” 煮詰まったら1つ上の視点で仕事するといい ”
ということは、新入社員の時に聞かされていたけど
実際に1つ上の景色を見たことがないので
その視点がよくわからなかった。
なので、新入社員や若手社員がこの本を読むと
例題そのまま実務に活かせるのではないかと。
それは、新入・若手社員だけでなく
ブロガー・アフィリエイターにも言えること。
この思考をそのまま、記事に活かせそう。
・・・できていないブロガーの私が言うのもおこがましいけど。
まとめ・感想
”why型思考” と ”アナロジー思考” を身につけると
メタ思考ができるようになる。
メタ思考ができるようになると見える景色が異なり、
色んな発想ができるようになるので、挑戦してみましょう!
私も頑張ってみる!
それでは(`・ω・´)ゞ
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