その仕事、その職場、楽しいですか?
パト◯ッシュ・・・僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ・・・
会社員だった頃、徹夜仕事になると朝5~6時くらいになると異様に眠くなり、よくこのネタを使っていました(ファンの方、ごめんなさい)。
そんな黒帽子のしん(@K_Shin51)が今回オススメしたいのは、ねむようこ先生の漫画『午前3時の無法地帯』第1巻
※ 最小限にとどめているとはいえネタバレを含みますので、予備知識無しで読みたい方は申し訳ございませんが、ご退出願います。
この物語は、午前3時になっても働く劣悪な環境で主人公の女の子が仕事に恋に一生懸命頑張る姿を描いた作品。もっとも、劣悪な環境のなかでも頑張って働けばいいことある!とか言うつもりはありませんので、あしからず。
「午前3時の無法地帯」は、これから働く人、今の会社でいいのか不安な人にオススメ!
この記事は、昨年だけで100作品以上読んだ漫画好きの黒帽子のしんが、完結済みの漫画から本当に面白いと思ったオススメ作品をご紹介しています。
午前3時の無法地帯 第1巻はここに注目!
デザイン学校を卒業して1ヶ月の主人公の ”ももちゃん” こと七瀬 ももこ。
彼女の就職先となったパチンコ専門のデザイン事務所は、それぞれ少し変わった変態チックな仲間たちが揃う。そんな仲間たちとの日常を描く奮闘記、それが「午前3時の無法地帯」
その第1巻は、この順番に沿って3つのポイントが構成されています。
② 七瀬ももこの恋愛事情
③ 運命の出会い・・・なの?
第1巻だけあって、仕事も恋愛も舞台設定や伏線を張りまくるだけの流れになっていて、物語が動き始めるのは終盤になります。
読者をおいてけぼりにしない、仕事の現場模様!
パチンコ専門のデザイン会社、どんな感じの会社なのかご存じですか?
この作品の序盤は、会社の内情がポイントよく抑えられていて、どういう行程で仕事が進んでいくのか、どういう苦悩があるのか、わかりやすく、それでいてストーリーの邪魔にならないよう自然に描かれています。
それでいて、「ベルサイユのばら」をパロったものなど、ちょこちょこをネタやおふざけを入れこんでいるので、ふきだし以外の文字や小道具などにも注目です!
痛恨の一撃を喰らっても、立ち直りの早い主人公!
主人公の七瀬ももこには、付き合っている彼氏がいます。いますが、女性の仕事が忙しいとうまくいかなくなるのが、この手のラブストーリーの王道。
「午前3時の無法地帯」もこのパターンで進み、ドロ沼化するのか?と思いきや、主人公の決断も立ち直りも早くて潔く、ドロドロどころか暗くなることもなく軽快にストーリーが進んでいきます(内容的には、結構ドロドロなのにです)。
リアリティのある運命の出会い
後半の入口付近で、この物語のキーマン ”多賀谷 まさや” が登場してきます。ももこと同じ階の事務所に勤めていて、偶然同じビルのある所で出会ったことで運命が大きく変わっていきます。
その出会い方も、実際にありそうなら、その先の出来事もありそうな話。
リアリティのある出会いだからこそ、多賀谷は少女漫画にありがちな身分違いな王子様(社長やお金持ち)とはかけ離れた実際にいそうな男性です。
散りばめられてる、共感できる名言
非現実的な登場人物という変態が1名いますが、基本的にはパチンコ専門のデザイン会社の日常を描いた作品なので、全方位型の気の利いた名言や台詞はありません。
「人生は楽しく生きてこそだよ」
祥伝社 ねむようこ『午前3時の無法地帯』第1巻97ページより
むしろ、日常の会話からキラリと光る名言を読者が感じとるような台詞回しになっています。それだけに、同じ境遇や悩みを持つ人にはいいヒントになったりするのではないでしょうか。
まとめと感想
「午前3時の無法地帯」第1巻は、まだ序章でこれから何かが始まるのだろうなという感じに描かれています。ただ、そのなかにあって、主人公にはさまざまな分岐点が登場。
迫り来る選択肢に、ただ流されているようにもしっかり選択しているようにも見えるのは日常でもよくあることだけに、身近に感じられるようになっています。
そんなわけで、第1巻で少し物足りなさを感じるかもしれませんが、第2巻から急ピッチで話が進みますので、第2感にも乞うご期待です。
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無法地帯だけでなく、続編の「午前3時の危険地帯」まであります。
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