戦力外通告を受けたのは選手だけじゃなくワイもや!【約600字の雑記リライト版】

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思い出のある選手が引退するのは、寂しい。

 

自分が社会人になって色々経験を重ねると

戦力外通告される選手の気持ちをリストラ経験を持つ自分に重ねてしまうだけに、

その寂しさとやるせなさがずんっと重いものに感じます。

 

約600字の雑記「上がり3ハロン」第5R 2019/10/21 かなり加筆修正版

この日の「上がり3ハロン」は、戦力外通告をテーマにしたお話しようとしたものの、ことのほかカープの庄司選手エピソードが長くなってしまい、本題の「自由契約と任意引退について」の話題に触れることなく600字になってしまったというものでした。

 

ファンの野次に監督が応えるいい時代でした

「監督~!庄司だせ~やぁ~(怒)」

 

試合も終盤8回裏2アウト、このままでいくと負けゲーム。

 

ただ、打席のバッターが出塁すれば、まだ追いつくチャンスはある!

しかし、次の打者はピッチャー。

 

そこで、代打で出場するであろう選手がやる気満々で

ネクストバッターズサークルへ

 

でも、その姿、背負っている番号からして、その選手は庄司じゃない。

このまま試合が終われば見たかった庄司選手が見られない・・・

 

このままじゃ帰れない!勝負パンツだって履いてきた!

球場に響き渡った庄司ファンの悲痛な野次。

 

わざわざ球場に来たのに推し選手が見られないのは寂しいし、もどかしい。

好きな人とLINE交換さえできなかったときみたいに、

なんとも形容しがたい胸の内。

 

けれども、静かな球場に突如響いたその声に動揺したのか、

LINE交換くらいはしておくべきだったと後悔が頭をよぎったのか、

打者は簡単にアウトになりチェンジ。

 

打順が回らなかったピッチャーは渋々続投し

9回表を無難に抑えて9回裏を迎えます。

 

ややざわつき始める球場。

 

9回裏の打順は、ピッチャーからなので当然代打。

 

8回裏に準備していた選手なのか、

野次った人の願いが叶って庄司選手なのか・・・

この時の監督であった山崎隆造さんの采配にみんなが注目。

 

「選手の交代をお知らせします。ピッチャーに代わりまして庄司」

 

この日、一番の大歓声(観客は少ないけど)。

ザワザワが収まらない中、庄司選手は見事にライト前ヒット!

 

これは、まだカープが暗黒時代と呼ばれるほど弱かった頃、

二軍戦で実際にあった話。

 

その庄司選手が戦力外通告を受けて引退することになりました・・・

 

あっ、どうも、黒帽子のしん(@K_Shin51)でございます。

 

当時は観客が少なく「二軍戦なのでミスしても野次らない」

という暗黙の観戦ルールのもと、

みんなおとなしく野球を楽しんでいたものです。

 

それが今や、カープブームかなんかしらんけど、

二軍戦も観客増えて長年大事に守られてきた暗黙の観戦ルールも破られ

私の知ってる二軍戦ではなくなってしまいました。

 

そこにきての庄司選手の引退。

 

もうここはあなたの住む世界じゃないよ

と観客として戦力外通告を受けたような気がして

寂しさが身にしみます。

 

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華やかな世界から去っていく男たち

美間ユニ

台風やラグビーW杯に即位礼正殿の儀と大きな話題が続いたためなのか、

私が広島に住んでいるからなのか、

やや盛り上がりを欠いているように感じる日本シリーズ。

 

とはいえ、テレビで球場の様子が流れると凄い盛り上がりようで、まだまだ華やか。

 

でも、その裏側で、各球団、着々と戦力外通告が行われています。

(日本シリーズを戦っている2チーム以外、日本シリーズ終了までに戦力外通告を行わないといけないため)

 

私の推しだったソフトバンクの美間選手(カープからトレード)も、

イケメンだったカープの庄司選手も戦力外通告を受け引退することになりました。

 

引退試合やセレモニーもなく静かに去っていく・・・

 

多くのファンに囲まれて引退を飾る選手より、

こういう選手のほうが圧倒的に多いわけで、

この時期になると本当に厳しい世界であることを痛感させられます。

 

美間ユニ、しばらくタンスの奥にしまっておきます。

彼が復帰するのを願って・・・

 

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戦力外通告とは?意外と知らない任意引退と自由契約の違い

このままジメジメ終わるのも何なので、

自称法律好きとして戦力外通告について少しだけ。

 

戦力外通告とは、成績が思うように残せない選手や怪我や病気などにより能力が発揮できなくなった選手に対して来季の球団構想から外れたことを通告すること。

 

すなわち、球団と選手との契約の解除を意味します。

 

そして、この通告を受けた選手は「自由契約」となり、

現役続行か引退を迫られることになるのです。

 

現役続行の場合は所属球団との契約が終了するわけですから、

「自由契約選手」という身分となり他球団との交渉が可能となります。

 

問題は「引退」

 

近年、宮﨑駿さん、伊達公子さん、大仁田厚さんのように、

引退を撤回して復帰する場合があります。

 

カープだと瀬戸捕手ですかね。 ← 近年とは言いがたいけど。

 

引退には2種類あるのですが、この2つの違いはご存じですか?

 

① 自分から申し出る引退(任意引退)

② 戦力外通告による引退(要するにクビ)

 

①の引退は「任意引退」と呼ばれ、球団は選手の所属権を放棄していないので、

球界に復帰するときは所属球団での復帰か、

所属球団の許可を経て他球団に復帰するという形になります。

 

②の戦力外通告による引退では、

身分的には自由契約なので復帰する場合は他球団でもOK。

 

任意引退は、気持ち的に受け入れがたいものがありますが、

そうしないとドラフトで気に入らない球団になってしまった選手が

入団直後に辞めて他球団に移れてしまうので

やむを得ない制度なのかもしれませんね。

 

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まとめ

阪神の藤川球児投手のように、

四国アイランドリーグから復帰するパターンもあるので

庄司選手も美間選手も頑張ってもらたいところではあるのですが・・・

こればかりは仕方ありません。

 

これから実り多き人生になるよう祈るばかりです。

 

 

あと、そろそろカープ人気も下火になってもいいのではないでしょうか。

せめて、二軍戦は静かに観るというあの世界に戻してほしいものです。

 

それでは(`・ω・´)ゞ

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