揺れる想いはわかるけど、知らないことは教えてもらおう!【音楽エッセイ】

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ZARD

 

NiziU(ニジュー) や SixTONES(ストーンズ)

何人組なのかわかりますか?

 

「ニジューだから20人だろ?」

 

などと答えると、その場が冬の夜の山奥のように静まり返りますよ。NiziUは9人(うち1名活動休止中 2020年11月25日時点)、SixTONESは6人(2020年11月25日時点)とのこと。試験には出ないけど、忘年会などで聞かれるかも。

 

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ところで、アイドルグループの人数に限らず、知ったかぶりするよりも素直に教えを乞うと相手との距離が縮まるもの(私調べ)。なので、ググレカスと言われそうなことも聞くように心がけたほうがいいみたい。

 

というのも、会社員だった頃の話。

ワンフロア上の部署の人と共同で深夜作業をすることになった時のこと。

 

同じ会社でもフロアが違うと別会社のような風土になるようで、私がいたフロアは、灰皿でかいわれ大根を育てようとする係長がいたり、認印が押してある資料を出しても「わしゃ押しとらん!わしが押したんじゃない!」と言い張るじいさん社員がいるわちゃわちゃした安い居酒屋みたいなフロアだった。

 

それに比べ、1つ上のフロアになるとガヤガヤ感がなく、品のある言葉使いの会話が聞こえる、ずっと大人びた ”これぞ会社” というシュッとした雰囲気、ホテルのレストランみたいな感じだった。

 

そのため、安い居酒屋に入り浸っている身としては、やや敷居の高さを感じたもの。

 

深夜作業は、そのドレスコードがありそうなワンフロア上で、深夜2時くらいからのスタート。30分前くらいに行けばよいとのことであったけど、0時にもなると安い居酒屋フロアからは人がいなくなり、寂しくなったのでフロアを上がってみた。

 

すると、ホテルのレストランには似合いそうにない聞き覚えのある曲が流れていた。

 

♪ 揺れる~ 想い~

 

ホテルのレストランといえば、おとなしめのクラシックかインストゥルメンタル(歌のない楽曲)かと思いきや、まさかのZARD。妙な親近感が湧いてきた。

 

緊張も少しほぐれて深夜作業でお世話になるN係長さんと作業の手順などを再確認。その間もスピーカーからは「君がいない」「負けないで」など、ZARDの曲が流れ続けていた。

 

大体確認が終わり「何か質問ある?」

と言われたので、思い切って聞いてみた。

 

「ZARDって、何人組なんでしょう?」

 

今思えば流れているZARDはラジオではなくアルバムだったので「ZARD、お好きなんですか?」が正しい質問のような気もするけど、深夜特有のテンションがそうさせたのか、思わずそう聞いてしまった(正しい質問は、作業についての質問のはず)。すると、それまでシュッとした顔で確認作業をしていたN係長さんが急変。

 

にこやかになり、語り始めた。

 

「ZARDは、坂井泉水とバックバンドというユニットなので人数は変動するんよ。でね・・・」

 

まさか、確認作業よりもZARDの話のほうが長くなろうとは。この後、1時間以上にわたり色々と教わることとなった。もっとも、記憶の容量がヤクルト1本分くらいしかない私なのでほとんど忘れてしまったが、今でも覚えているのは ”ZARDの人数は変動する” と ”知らないことは素直に聞いたほうが人間関係的に良い” ということ。

 

後者に至っては、ZARD関係ない(苦笑

 

人は何がきっかけで仲良くなるのかわからない。元々、良好な関係ではあったけど、これを契機にお互い距離が縮まった感があったのか、私が会社を辞めるまでかわいがってもらった。

 

これを機に、わからないことがあったら何でも聞いてみるべきだと思うようになった。まれに人間関係が悪化して「うわぁ、聞かなきゃ良かった・・・」となることもあるにはあるけど、まぁそれは縁がなかったと割り切ればいい。

 

聞くべきか、聞かないべきか

揺れる想いがあったとしたら聞いてみるべきだ。

 

以上です(`・ω・´)ゞ

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