世・界・征・服
それは、中学生くらいにもなると男の子が1度は憧れ、夢見るもの。そして、もし自分が世界を征服したら、まず言語を統一しよう、昨日習った秀吉みたいに刀狩りもしよう、欲しかった「ドリームキャスト」や任天堂「Wii」も買おう、この世から苦手な器械体操なんて廃止して、体育はソフトボールだけにしよう!などと妄想するのである。
しかし、大人になるにつれてあることに気付いてしまい迷いが生じる。それは・・・
「世界征服って、悪者がするものじゃん!」
漫画やアニメだと世界征服を目論むヤツは大体悪者もしくは敵役。しかも、そのほとんどがやられてしまう。最終回でやられるならともかく、連載ごと、放送されるごとにやられる者もいる。その姿が刷り込まれて嫌になっていくのか、単に受験勉強が忙しくなるのか、中学男子達はいつのまにか世界征服の野望を諦め、ヒーローへ憧れを抱くようになる。
そう考えると、正義のヒーローというのは罪深いものだ。
少年たちの夢や野望を摘んでいくのだから。そもそも、なんでもかんでも暴力で解決したがるあいつらは言うほど善人ではない。しかも、敵を倒すだけ倒しておいて、後はほったらかし。世界をどうしていくかなんて、まるで興味がない。
それどころか、敵の死体も、散らかった機体の破片も、食べかけのご飯もほったらかし。かめはめ波で吹き飛ばした月や山なんて、そのうちドラゴンボールで直せばいいとさえ思ってやがる。
そんなバトルヒーローものにうんざりな私に心地よかったのが、アニメ「秘密結社 鷹の爪」
「進撃の巨人」「鬼滅の刃」のような流行りのダークファンタジーとは一線を画する緊張感などまるでないコメディアニメ。2006年の放送開始からこれまで6シーズン放送され、2020年10月から7シーズンが放送されている。詳しくはこちら:http://鷹の爪.jp/about/
もっとも、彼らの世界征服には全く期待できない。なぜなら、毎回グダグダだからだ。ただ、今シーズンのエンディングテーマであるEIKO+ERIKO『Chili Peppers』は、アニメの世界観まるで無視のカッコよさ。
EIKO+ERIKOは、ピアノの連弾とドラムというシンプルなんだけどあまり見かけない構成のユニット。それなのに、ドラム奏者の情報がほぼないという変わったユニットでもある。ドラムも曲に合った音を出して、めっちゃウマウマなのに!
ピアノ曲といえば、クラシック系の曲はすごい曲だと言われても素人のオイラにゃようわからん・・・というものもあるけど、彼女らの曲は眠くならず、ワクワクする。
シンプルイズベストが見直されている昨今
世界征服するのは、EIKO+ERIKOかもしれない。
以上です(`・ω・´)ゞ
ちなみに、ここでいう鷹の爪は「Eagle Talon」
そこを「Chili Peppers」という曲名にしちゃうところもオシャレだ。
なお、EIKO+ERIKOは他の曲もポップでオシャレでカッコイイ。アルバム『glitter』に収録されている「Mr.Chaplin」なんて、コミカルでかわいいので万人受けしそう。
今のところ、シングル、アルバムとも配信限定なのが少し残念ではあるけど、聴きやすい曲が多いので、1度でも聴けば彼女らに征服されると思う。
いや、征服されてしまえ!(笑
▼ ”eiko eriko”で検索!
『Amazon Music Unlimited』 今なら無料キャンペーン中かも?
▼ EIKO+ERIKOに関することはこちら。
コメント