人見知りは『人見知りとして生きていくと決めたら読む本』を読んで腹くくれ!【書評】

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人見知りとして生きていくと決めたら読む本

初対面の人と何を話していいかわからない
雑談が苦手で、会話が続かない
自己主張が苦手でいつも遠慮する
人の輪に入れない。入っても疎外感を覚える
いつも悪い方へ考えてヘコんでしまう

『人見知りとして生きていくと決めたら読む本』p5,p6より抜粋

 

あー、私、全て該当します(苦笑

ぶっちゃけ、会話、続きません(泣

 

なので、ちょっと顔見知りになって飲みにでも行こうものなら

 

仕事中のほうが、ブログのほうが

面白いね・・・と言われてばかり。

 

なんやねん、仕事中のほうが面白いって。

 

軽くヘコみつつ ”人見知り” で検索をかけてみると上記のような例をずらずらと並べおって「そのままでは人としてダメなので、こうしましょう!」という微妙なアドバイスをするク◯サイトがわんさか。そういう◯ソサイトを見るたびにこう思う。

 

・・・うっせー!

 

怖がらずに人と会う回数を増やしてみましょう!って、それができない、苦手だから人見知りなんだよ!

 

子供の頃ならともかく、社会人も3年目あたりの25歳を過ぎようものなら、そう簡単に変われるかいな。(注:社会人3年目はずいぶん前に過ぎたので、今やどうしようもない状態

 

とはいえ、人見知りをただでさえ多いコンプレックスのひとつとしてキープしたまま残りの人生を過ごすもの愉快なことではない。彷徨う私に救いの手を差しのべてくださったのがこちらの本。

 

人見知りの資質をいかに発揮できるのかを考え追求!

 

というコンセプト。

 

人見知りだからダメ・・・ということではなく、人見知りをネガティブに捉えず、個性として捉えて上手に利用しようとのこと。

 

人見知り、治さなくていいんです!

 

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人見知りは『人見知りとして生きていくと決めたら読む本』を読んで腹くくれ!

「人見知りはよくない」「社交的な性格こそ望ましい」という発想は、物事を一面からしか捉えていない偏狭な思い込みの一つです。

(p.47より)

 

なぜ、人見知りのままでいいのか。

 

ざっくりいうと、人見知りは個性であり、人見知りが努力すべき方向と社交的な人が努力すべき方向は違うから。 人見知りは人見知りが努力すべき方向で努力すればいいということ。

 

そもそも、人見知りだと人としてダメというのは他人からの刷り込み。その刷り込みを信じて社交的な人が努力すべき方向で努力をするものの、うまくいかずに悩むことになっている。

 

でもそれは違うんじゃない?というのがこの本の趣旨。

 

例えば「コミュニケーション能力が高い=スラスラ話せる」のように刷り込まれているけど、コミュニケーションを情報収集として考えると聞き役のほうがコミュニケーション能力が高いといえる。

 

であるならば、社交的でなくトークが苦手な人はよい聞き役になることを目指すなど人見知りに適したコミュニケーション能力を模索し、そのテクニックを駆使していけば人見知りでも人生を楽しめる。

 

つまり・・・

 

社交的な人  → トークスキルを上げる
人見知りな人 → 質問力・傾聴力を上げる

 

コミュニケーション能力を上げようとする場合、人見知りな人は質問力・傾聴力を上げる努力すればいいのであって、無理にトークスキルを上げにいかなくてもいいというわけ。

 

『人見知りとして生きていくと決めたら読む本』は、こういう具合に人見知りがすべき努力とテクニックが紹介されているありがたい本なのです。

 

もう少し詳しくみていきます。

 

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質問力で会話がスムーズになる

そもそも人は自分のことを語るのは大好きですし、教えることも好きなものです。ですから、自分が知っている話題を振るのではなく、相手について尋ねるほうがベターです。

(p.87より)

 

人見知りは自分のことを語るのは苦手だったりするもの。

 

自己紹介でもさせられた日にゃ

「黒帽子のしんです。よろしくお願いします」

としか言えず、もっと何かないのか!と言われたりする。

 

自分語りが苦手なら、相手に話をしてもらおう。

 

とはいえ、さあどうぞ!話をしてください!

と言うわけにもいかないので、質問力を高めよう!ということになる。

 

もっとも、この『質問力』という単語が曲者で、良い質問の定義が会社や学校でいう「良い質問」とは異なる。ここでいう『質問力』とは、相手の承認欲求を満たしてあげること。

 

つまり、相手がしゃべりたいこと、言いたいことが聞けるのかどうかが『質問力』ということになってくる。なので、相手が関心のありそうなこと、こだわりそうなこと、自慢したそうなことなどを深掘りしていこう!と述べられている。

 

普段から意識して経験値を増やしていくのが王道っぽいけど、テレビやラジオの聞き役の人を参考にすると良さそう。聞き役に注目して見聞きすると、違った世界が見えてきそうで面白いかも。

 

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更にレベルアップして、良い聴き手になろう!

「自分が自分が」としゃしゃり出ないで聞くことが多い内向的な人のほうが、人間関係を円滑にするには有利といえるでしょう。

(p.90より)

 

質問力と同時にあげたいのが傾聴力。

 

傾聴力とは、相手を深いレベルで理解し、共感する力のこと。ざっくり言えば相手がしてほしいリアクションをしてあげるスキルとこの本では述べられている。

 

そこで、必要になってくるのが相づち。

 

この相づちに「はひふへほ」「さしすせそ」やオウム返しを使うと相手が「話をよく聞いてくれている」「自分の話を肯定してくれている」と感じると述べている。

 

ちなみに「さしすせそ」はこんな感じ(p.94より抜粋)。

さ「さすがですね」
し「知りませんでした」
す「すごいです」
せ「センスいいです!」
そ「尊敬します」

 

”せ” と ”そ” は、やや強引な感じも。

”そ” は「そうですね」「そう思います」のほうが出番が多そうかな。

 

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あとがき

今回紹介したのはほんの一部で、20のコミュニケーション術など人見知りでいることが楽しくなりそうな技が色々紹介されている。

 

文章の言い回し的に卑屈っぽいところがあるものの、全般的に人見知りをポジティブに捉えているので、人見知りの人が読むと心が軽くなるのではないかと。

 

少なくとも私はワクワク感ありました。

 

働き方だって最近は変わってきていて

家に居ながら仕事ができちゃったりする時代ですからね。

 

人見知りだからダメ!と失望せず

自分に合った生き方探しというのも楽しそう。

 

ちょっと楽しくなってきた。

 

それでは(`・ω・´)ゞ

文章終わりのライン

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