「黒または青のインクのボールペンか万年筆で書くこと」
履歴書に限らず、申請書類などを書くときにこのような条件をみかけます。ただ、本当に青で書く人なんているのかな?と疑問に感じることはありませんか?
そこで、今回は、目立つから!というだけで、競争率の高い会社なら青ペンもありなのでは?と思う黒帽子のしん(@K_Shin51)が、履歴書を青色のボールペンで書いてもいいのか、その謎に迫ります。
ちなみに、人事課の方や履歴書のプロでも
青色で書かれたものはほとんど見かけない
そうです。
なので、結論から言えば、黒で書くのが無難。
では、なぜ「青のインクのボールペンか万年筆」でも良いとされているのでしょうか?
履歴書や書類を青で書く人なんているの?本当に青ペンで書いてもいいの?
青のボールペンを許可している書類なら青で書いても問題ないかと思いますが、履歴書は少しリスキー。
そのリスクを冒してまで青ペンを使用するなら、なぜ、青で書いたのか問われてもいいように、面接官を納得させるだけの答えは用意しておきたいところです。
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青ペンでも良いのはなぜ?① ヨーロッパと日本の文化の違い
日本ではあまり見かけない青で書かれた書類も、ヨーロッパなど印鑑よりサインを重視する文化圏では、コピーと原本を色で区別するために「青」で書くのが主流だそうです。
では、なぜ日本はこうならなかったのでしょう?
日本は墨文化なうえに、印鑑の有無でコピーと原本を区別するため「青」で書く文化が根付かなかったとのこと。
なのに、青ペンでも良いというのは不思議。
そもそも、たくさんの色があるのに
なぜ青色だけが認められるのでしょうか。
青ペンでも良いのはなぜ?② 秘密は万年筆にあり
その答えは、公文書にありました。
1970年代あたりまでボールペンの質が悪かったため、公文書にボールペンを使用することは認められず、“ブルーブラック” の万年筆が使われてました。
この “ブルーブラック” とはインクの種類のことで、書いたときには「青」でも次第に「黒」なるうえに水にも強いという化学反応を用いた不思議インクのため、長期保存が必要な書類に使われていました。
つまり書類を提出する時点では、文字は青で書かれているように見えるわけです。
そして、その名残で「青のインク」も認められているようです。
策がないなら青ペンよりも黒ペンが無難
とはいえ、履歴書に青ペンを使うとなると担当者や面接官がブルーブラックのことを知らなければ致命傷になりかねません。
単なる個性アピールなら別の策を模索すべきで、
履歴書は黒で書いたほうが無難です。
勧めはしませんが、外資系とか海外取引が多い会社なら青で書いてみて志望動機のところで青にした理由を書いて伏線回収みたいな構成にしてみるのも戦術としてはありかもしれません。
もっとも、読まれずに「青だから」という理由だけに不採用になるかもしれませんけど・・・
では、何を用いて書くのがベストなのでしょうか?
「万年筆で書いたほうが有利?」に続きます。
まとめと感想
「履歴書や書類を青で書く人なんているの?」のまとめです。
ちなみに、タイに住む友人いわく「タイは青ペンだらけだよー」と申しておりました。
◯ 青のボールペンが選択肢にあっても、黒のボールペン等が無難
◯ それでも青で書く場合は、青で書いた理由を用意しておく
なお、私は無難に黒のボールペンで書きました。
そして、無事入社できました。
まぁ、数年後に潰れましたけど(苦笑
以上、早く万年筆が似合う大人になりたいと思う黒帽子のしん(@K_Shin51)でした。
おまけになりますが、履歴書をどんな感じで書いていいのかよくわからない、SNS疲れしてきた・・・という方は、一度「読みたいことを、書けばいい。」という本を読まれることをオススメします。
一見、履歴書関係あるの?と思われるこの本ですが、履歴書についても書かれてありますので参考になるかと。
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