うわっ、話題に乗り遅れたっ!
自分が絡む前にLINEグループでのトークがどんどん進んでいって、何だか取り残された気持ちになったりしたことないですか?
そんなときに「そういえば、黒帽子のしんさん( @K_Shin51)って、この前、無垢の巨人に捕食されてたよね?」と、さりげなくトークに入りやすいパスを出してくれる神さまや女神さまみたいな人がまれに現れますが、毎回そういう訳にもいかないもの。
そこで、今回の記事は、神さまや女神に救ってもらわなくても、話題に取り残されたときにどうすればいいのか? など、SNSでどう立ちふるまえば良いのか、事例を挙げて書かれた『SNS地獄を生き抜く オトナ女子の文章作法』の書評らしき感想です。
なお、これを読めば、オトナ女子ウケする文章が書けるようになる!
・・・という本ではありませんでした(苦笑
『オトナ女子の文章作法』で、LINE、Facebook、Twitterでのトラブルを回避!
この本を特にオススメしたいのが、SNSだとうまくコミュニケーションがとれなくて、SNS特有のトラブルに悩まされる人。
そうそう、これこれ!という事例と解決ポイントが、心を軽くしてくれるかも。
オトナ女子の文章作法って、どんな本なの?
この『SNS地獄を生き抜くオトナ女子の文章作法』は、石原壮一郎さんによって書かれた本。
楽天ブックスさんの紹介には、出版社により下記のように書かれています。
LINE、フェイスブック、ツイッターで、スルーされない、嫌われない、振り回されない、悩まないオトナ女子のための文章作法本。
「文章作法」とタイトル付けされていますし、紹介文にも「文章作法本」とあるのですが、文章の書き方を指南する本ではなく、SNSトラブルに対してどういう心持ちでいればいいかというアドバイスをいただける本でした。
何が書かれているの?
この本は、実際に起こりそうなSNSのトラブルに基づいて、その回避術や予防策、どういう心持ちでいればいいかを事例を用いて説明されています。
一言でいうならば・・・
全部で 35個の事例があるのですが、結構生々しいです。
それでいて、誰もが何かしらの事例にあてはまっていそうなだけに、SNSって怖いな!という印象になるかも。
ただ、この本である程度事例を抑えて、こういうケースもあるということを知っていれば、同じ局面に出くわしても怖がらずにSNS生活を送れそうです。
LINEがSNSなのかはともかく、目次はこんな感じ
この本の目次は、下記のとおり。
目次からもおわかりかと思いますが、3/4くらいはLINEのお話。積極的に絡まなくてもいい facebookや Twiiterより、積極的に絡まないと村八分っぽくなるLINEのほうがトラブルが多いということなのでしょうか。
はじめに
01 LINE地獄
「“ツッコめない”距離感」-大人のつき合い編-
「“近すぎる”距離感」-身内・友だち編-
「“あらがえない”距離感」-お仕事編-
02 フェイスブック地獄
03 ツイッター地獄
おわりに
何が書かれているのかざっくりと
この本は、全編にわたってこのパターンの繰り返しになっています。
悩みの内容ですが、No.12「自分が返信するとトークがピタリと止まる地獄」では、こんな感じのことが書かれていました。
” LINEグループの過去のトークを見ていると自分の返信で終わっている。書き方やタイミングの問題なのか?返事をもらえるコツがあれば知りたい”
ありますよね?自分の返信で終わること。
LINEグループだと、んっ?スベったの?雰囲気を乱した?と思って気に病むこともあるのではないでしょうか。
この悩みについての回答ですが・・・それは本を読んでお確かめください。
まぁ、あまり神経質になるなってことみたい(ちょいバレ)
気に入ったフレーズを2つ紹介してみる
『オトナ女子の文章作法』では、どの悩みにもフレーズをつけてアドバイスを送っていますが、そのうち私が気に入った2つをご紹介。
モメている当事者にとって「中立」の仲裁者はどっちにとっても「敵」
もし、乃木坂ファンと黒柳徹子ファンが、どっちの髪型が素敵かモメていたら「中立」で仲裁に入るのにどうすればいいのでしょう。
この意味不明な争いに割って入るのは至難の業。
LINEだとリアルでもつながっていることが多いだけに、そっとしておくか、覚悟を持って仲裁しないとどちらの友達も失いかねないエライことになりそう。
そこで、この本を参照。
すると「しばらく放っとけ」というやや雑な結論なうえに、その後の「3つの知恵」がなかなか辛辣。
1つだけ紹介するとこんな感じ。
仲裁に入ればヒーローになれるかもしれないと思うのは幻想である
うん、まぁ・・・
ここまで言われれば、仲裁はやめておこうという気になりますね(苦笑
気の利いたリアクションなんて誰も期待していないことに気づこう
これこれ、これですよ。
日頃から「面白い人に見られたい」という私は、気の利いた事を言おうとしている間にトークが進み、リズムを崩したり、トンチンカンな事を言いがち。
そこで、どうすればいいのか?
ページをめくるとこのように書かれていました。
「気の利いたことを言おう」という我欲が自分を縛りつける
ふむ・・・
そして、凡庸なリアクションでよいとのこと。
確かに、こういう心構えなら気軽にリアクション取れますね。
まとめ
『SNS地獄を生き抜くオトナ女子の文章作法』は、オトナ女子って、そんな面倒なやり取りしてるの?というくらい生々しい具体例なので、単なる読み物としても楽しめます。
ただ・・・
なるほどなぁ、と共感できる部分があるものの、言い回しとかが「オトナ女子」ウケするものではなく、やや固めというかキツいところがあり、「オトナ女子」向け?という違和感は最後まで拭えない感じ。
なので、しっかり、じっくり読むより、サラッと読んで都合の良いように解釈して、SNS生活に取り入れるのがいいかも。そうすると、日常の会話も少し変わるかも。
ちなみに、冒頭にも書きましたが、よい友人、神さまや女神さまのおかけで、私のSNS生活は地獄なんてとんでもない、天国のようです。
いや、ホントですよ。
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