なんかよくわからんけど、ある日、突然サイトのアクセス数がいきなりガン!と伸びていく・・・
そんな都合のいい話にならないかな?
と思って手にとってみました木暮太一さんの「どうすれば、売れるのか?」
正直、アクセスUPや売上向上のヒントめいたものがあればいいなぁ、と軽い気持ちで読み始めましたが、意外とどっぷりハマりました。
そこで、売れっ子になって若手の女優さんとバスの旅番組に出たい黒帽子のしん( @K_Shin51)が、この「どうすれば、売れるのか?」をご紹介いたします。
・・・私、バス酔いするんですけどね。
もっとも『世界一かんたんな「売れるコンセプト」の見つけた方』と書かれていますが、そこまで簡単な話でもなかったです。
大事なのはテクニックよりも心構え?物売りも悩めるブロガーも参考になる『どうすれば、売れるのか?』
アクセスUPの視点でみると、
どうやって自分のブログに人を集めればいいのか?
というテーマが気になるのですが、以前の書評で『読みたいことを、書けばいい。』を取り上げましたが、この本と同じ結論に行き着くようです。
関連記事:文章術なんてよくわからん!となったら『読みたいことを、書けばいい。』がオススメ!
問題なのは、その「読みたいもの」にたどり着くアプローチ方法。
そのアプローチ方法に悩む読者の声に応えるべく、この本では「読みたいもの」が書けるよう、本の前半となる1/3は心構え、後半となる2/3はテクニック的なことが書かれています。
どういう人が読むとお得なのか?
この本は「どうすれば、売れるのか?」という小説ではなく、タイトル通りの内容となっているため、万人ウケする本ではありません。
この本は、物や自分自身など何かを売りたい人が読む本です。
実際に読んでみた感じでは、こんな人が読むと「売れる」ようになりそうです。
◯ モテたいけど、自分の売り出し方がよくわからない人
◯ 貧弱なアクセス数から抜け出せない私
もうすでにある程度売れているよ!という方が、さらなる飛躍を目指して!という感じではなく、基本って大事よ?という感じの本になっています。
どういう心構えでいれば、「読みたいもの」がわかるのか
通販サイトなどにあるこの本の紹介文を読むと、テクニック的な項目ばかり挙げています。
もちろん、テクニックも大事だし、学生の頃は公式を覚えてテストの点数を稼ぐタイプだった私としては、テクニックだけ教えてくれればいい!派ではあるのですが、私の想いをあざ笑うかのごとく、この本は前半で心構えを説いています。
見せ方を考えるのではなく、見え方を考える
どうやら、この心構えがこの本全てのキモのよう。
自分視点から相手にその商品がどう見えているのか?
相手視点で考えましょう!
・・・ごもっとも。
できてます?
この「ごもっとも」
すーぐ忘れてしまうからこそ、この本なのでしょうね。
売れるコンテンツ 4つの特徴は押さえておきたいど
後半は、テクニック的なものがずらずら。
著者の小暮先生いわく、売れるコンテンツには4つ特徴があるそうです。
◯ 資格
◯ 目新しさ
◯ 納得感
サクッと説明するとこんな感じです。
ベネフィット
ベネフィットは、お客さんの変化こと。小さくて読めなかった字が、なにやらルーペを使ったら見えるようになった!という感じで、Aの状態だったお客さんが、商品を使うことでBになること。
資 格
なんとか士とか免許もってます!ということでなく、あなたならちゃんとしたことを教えてくれそう!と思わせられるかどうか、ということ。
例えば、漫画を月に100冊以上読んでいる!と言われれば、その人が勧めたい漫画は読みたくなりますよね?
そういう裏付け的な意味の資格。
「目新しさ」「納得感」は、読んで確認いただければと思います。
もっとも、読んで字のごとくといった感じですけど。
他にどんなことが書いてある?
他には、こんなことが書かれてありました。
商品が持つコンテンツの魅力を上げる
売れないコンテンツには「スペック推し」「こんなことにも使えます」「ニーズ・ウオンツを考える」の3つのダメポイントを解説。
改善したいこと、消し去りたいことを洗い出す
今の自分を改善したいこと:かっこいいオフィスで働きたいなど
消し去りたいこと:嫌な上司を変えて欲しい
これらを洗い出して組合せると、売れるコンテンツの見つけ方の紹介。
このような感じのことが、イラスト付きでわかりやすく書かれておりました。
まとめられないので感想
相手視点で考えていくのは、あらゆる面で大事なこと。
頭ではわかるものの、いざ実践!となると難しいものですよね。
だって、この本は150万部以上売れてるのに、それに見合うだけの数の人が売れたという話を聞いたことはありません。
それだけに、この本を読めば売れるようになる!というよりは、この本に書いてあることすらできないようでは売れないよ?ということなのかも。
これは・・・熟読ですな!
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