『図で考える。シンプルになる。』で、図解上手、資料上手になる!【書評】

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図で考える シンプルになる 図解

 

「文字ばかりで読む気が起こらん。図はないのか!図は!」

 

「中学生でもわかるように書け!」

「ルーターって何や、日本語で書け!」

 

依頼された資料を提出したところ

部長からこんな具合に怒られたことはないですか?

 

今、怒られたことがなくても、

そのうちそういう場面が訪れるかと。

そのとき自席に戻り同僚に

 

「通信会社の技術部長なんだから、ルーターぐらい・・・」

 

などと愚痴ってはいけません。

聞き耳を立てていた課長に別室へ連行され、

こんこんと説教されることでしょう。

 

ここは理不尽ではあるものの、

サラリーマンである以上、従うしかない。

 

とはいえ・・・

 

図を書け!と言われても、

意図が伝わるように図を書くのは難しい。

どうすれば、部長に伝わる図が書けるようになるのか。

 

そんな悩める方におすすめなのがこちら。

櫻田 潤 著 『図で考える。シンプルになる。』

 

ずばり、図解についての本。

7つの図解パターンを挙げて、図解の手順を説いている。

 

毎回毎回、どういう図にしようか悩むより

パターンがあるなら当てはめたほうが早いし楽。

 

それに、図解することで自分の理解度もあがる。

 

これは勉強や仕事の効率化にもつながるので

取得しておきたい。

 

図解を制するもの、部長を制す。

 

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『図で考える。シンプルになる。』が、資料作成や頭の整理を上手にする!

 

プレゼン用など資料作りの本はいくつもある

その多くは、すぐに使えるテクニック本。

 

この『図で考える。シンプルになる。』は、

それらのテクニック本と似て非なるもの、趣旨が違う。

 

”図解の根本となる考え方”

 

これを学べる本。

資料作りで叱られないようになるだけなく、

資格試験などにも使える。

 

そんな『図で考える。シンプルになる。』に

一体何が書かれているのか?

 

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『図で考える。シンプルになる。』が、図解できるようにさせる

図で考える シンプルになる

 

『図で考える。シンプルになる。』を読むと

図が書けない4つの理由が解消される。

  • 図解のパターン自体がわからない
  • どの図解を使えばよいかわからない
  • 文章を図解に落とし込めない
  • 図解する機会がなく習熟度があがらない

その理由を深掘りしてみる。

 

 

図解のパターン自体がわからないが解消される

そもそも、どういう図解パターンがあるのか

パターン自体を把握していない人が多そう。

 

『図で考える。シンプルになる。』では

下記の7つの図解パターンを紹介している。

交換、ツリー、深掘り、比較、段取り、重なり、ピラミッド

 

この7つのパターン、

どれも1度は目にしたことがありそうな図

表現されている。

 

大体のことは、この7つで表現できるので

まずはこの7つのパターンを抑えておく。

 

そして、慣れたらパターンを増やしていくと、

よりわかりやすく伝えられるに違いない。

 

 

どの図解を使えばよいかわからないを解消

折角、図解パターンを覚えても

どの場面でどの図解を選べばいいのかわからない。

 

そんな悩みもこの本がまるっと解決してしまう。

 

たとえば「ツリーの図」では

”モノゴトの構造をクリアにする

と書かれており、代表例として組織図を挙げている。

 

組織図だけではない。

 

共通点を見つけてグルーピングし

そのグループをツリー化することで構造を把握できると説いている。

 

残りの6つのパターンについても同様に

どういう目的で使うといいのかという説明と

具体例が示されている。

 

なので、どの図解を選べばよいのか悩むことがなくなる。

 

 

文章を図解に落とし込めないを解消

『図で考える。シンプルになる。』では

文章を図解に落とし込めない問題についても対応している。

 

「深掘りの図」では例題としてこのような文章を扱っている

(p.68)より

残業が発生する理由は、大きく2つに分けられそうです。1つは「何らかの事情で、帰りたくても帰れない」。もう1つは、「本当は帰れるのに、帰らない」です。

 

これをどう図解していくのか、

そのアプローチを丁寧に描いている。

 

少し時間がかかるかもしれないが

読み込んでいくと文章を図に落とし込めるようになりそう。

 

 

図解する機会がなく習熟度があがらないを少し解消

『図で考える。シンプルになる。』は、

図解テクニックをずらずらと列記しているだけではない。

 

学生の頃に見た問題集のような構成になっている。

  1.   ざっくり趣旨説明
  2.   演習問題
  3.   解答・解説
  4.   まとめ

 

学生の頃の問題集であれば、

終盤にかけて難しさが急にランクアップして

挫折したトラウマがあるかもしれない。

 

しかし、そこは、さすが図解マスター

つまづきそうなところは図解してあり、わかりやすい。

 

また、いくつもの例題が習熟度をあげてくれる。

 

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なぜ図解が必要なのか

図で考える

 

そもそも、なぜ図解なのか?

 

話や文字だと複雑に思えるものも、

図にすると単純化するから。

 

それにより認識のズレを防ぐことができ

期待通りに行動してもらえる。

 

 

どんな業界であれ、図解があると理解しやすい

技術系や営業系なら図解を身近に感じるが

法律系の世界でも、図解は必須。

 

誰がどういう権利義務を持っているのか

図解せずに理解できるのは、一握りの天才くらい。

 

なので、我々凡人は面倒くさがらず

図解をすることが理解への近道になりそうだ。

 

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あとがき:図解のできる人生を!

以前、図解についてこんなツイートをしてみた。

この「図解いちばんよくわかる~」という本、

図解自体もオリジナルルールで書かれていて

”いちばんよくわかる” どころか、さっぱりわからなかった。

 

図解はフローチャートほどの縛りがないので

自己ルールでも構わないところはあるけど

ある程度認知されたもののほうが伝わりやすい。

 

そういった意味でも

”図解の根本となる考え方を学んで欲しい”

というだけあって、奇をてらうことない

この本の図解はおすすめ、ぜひ!!

 

以上です。(`・ω・´)ゞ

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