スキルアップを図るなら、本を読むのがいい
いかにも、新入社員、若手社員が言われそうなフレーズ
若手社員なら素直に聞くかもしれないが、
中堅にもなろうものならそうはいかない。
そんなこと、言われずともわかってる!
と、イラッとした目でこちらを牽制する
本を読んだところで効果が実感できないのを知っているからだ。
効果が実感できなかった人、手を挙げて!
読んだことすら覚えていないとかもね。
隠す気はない、私もその1人だ。
何冊も文章術の本を読んだけど、
文章が上達している気がまったくしない。
それどころか、何を読んだのかすら覚えていない。
どうやら、漫然と読んでも意味がないようで
ビジネス本、ノウハウ本には読み方にコツがあるらしい。
国語の授業で教えてくれなかった
これらのコツを詳しく教えてくださるのがこちら。
本田直之 著『レバレッジ・リーディング』
レバレッジとは「てこの原理」
1,500円くらいのビジネス本を10、100倍の価値にしましょう!というもの。
1,500円が、15,000~150,000円なる!
詐欺っぽい話ではあるが、興味もある。
どういうことなのか、
ビジネス本の読み方のコツ!という視点で深掘り。
本の読み方が、かなり変わる!!
本の読み方にはコツがある『レバレッジ・リーディング』が教えてくれる3つのこと
あなたは、漫画『One Piece』を読むべきだ。
世の中に、ゴム人間はそうはいない。
だから、ゴム人間になったとしても
その能力をどう使えばいいのかわからない。
ゴムゴムの風船ができるようになれば
大砲の玉を弾き飛ばしたり
高いところから飛び降りても平気になるのに
そんなことができることすら知らずに生涯を終えるかもしれない。
関連記事:女性や子供も簡単に風船を膨らませたい! 膨らます3つコツとは?
もし、あなたが突然ゴム人間になったのなら
『One Piece』を読み、能力をフルに発揮するべきだろう。
では、どうすれば能力を開花させられるのか。
週刊少年ジャンプ、単行本、関連本を読み漁り
ゴムゴムの風船のポイントをメモる。
そして、ゴムゴムの風船!など試してみる。
問題点や課題があれば、別の本などを読み
メモをふくらませていく。
自分の経験だけで能力の使い方を覚えるより
誰かの経験を活かして効率的に能力を得るというわけ。
この流れが『レバレッジ・リーディング』のツボになっている。
では、実際にどうすればよいのだろう。
関連記事:『ブックレコメンド』で、お金も気になる本も貯まる!溜まる!
目的をもって本を選ぶのが、読み方のコツその1
(p.56より)
まず第一に必要不可欠なのが、「目的を持って本を選ぶ」ことです。「自分の人生の目標は何か」「現状の課題は何か」という大きな目標があれば、「今、自分にはどんな本が必要か」ということが、はっきり意識できます。
本は、目的を持って選ぶ。
ゴム人間としての能力が知りたい
ゴムゴムの風船ができるようになりたいのに
『約束のネバーランド』や『鬼滅の刃』を読んでも意味がない。
どっちも面白いけど。
また、まだ腕の伸ばし方もわからないのに
なぜ伸びるのか科学的に解説した本を読んでも効果が薄い。
なので、目的をはっきり決めて、
達成のために何が出来るか逆算すると
課題に沿ったテーマの本が選ぶことができると説いている。
本を選ぶ3つのポイント 難しい本は読まなくていい
『レバレッジ・リーディング』では、
難しい本は読まなくていいとして、本選びのポイントを3つ挙げている。
要するに、”自分にとって読みやすいもの選べ!”
ビジネス書だと難しい本に行きがちだが、難しい本に書いてあることが価値のあることであれば、やさしく解説し直した本がすぐ出版されるので、難しい本に手を出さなくてもよいとのこと。
『One Piece』ならアニメでもよさそう。
ただし、テーマから離れると意味がないので、そこだけは注意!
似たような種類の本を多読するのが、読み方のコツその2
(p.66より)
セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めるのと同じです。複数の意見を参考することにより、自分に合った意見を選んで、どのような治療をするかを意思決定することができます。
『レバレッジ・リーディング』では、
同じジャンルの本を徹底的に読むことを推奨している。
何冊も読み、同じことが書かれていれば
それが重要ポイントだとわかる。
また、異なる意見があれば
そういう意見もあること知ったうえで
自分の考え方や方向性に合ったもの選ぶこともできる。
さらに、多少の取りこぼしがあっても
他の本で補えるので気楽に読むことができる。
結構、多読のメリットは大きい。
また、多読だからこその本を読むコツもある。
取りこぼし前提なので、16%だけ把握すればいい
取りこぼしは他の本でカバーすればいいので
多くの項目を追いかけ、実にならないより
重要な1項目だけ追いかけて、実を結んだほうがいい。
そもそも、本の重要ポイントというものは、
全体の2割しかないらしい。
取りこぼしOKなので、そのうち8割理解すれば良しとする。
つまり、1冊につき16%を把握すればいい。
この 16%を探すように本を読んでいくと
漫然と読むことがなくなりメリハリの効いた読み方になる。
不要なところを読まなくても損にならない!
今週の週刊少年ジャンプは、19作品で270円。
1作品、約14.2円。
つまり「One Piece」しか読まなかった場合
” 他の18作品 × 14.2円 = 256.6円” が損になる。
なので、損にならないよう全部読みたいが、
そうしない、そう考えないのが『レバレッジ・リーディング』
たとえ、256.6円が無駄になっても
『One Piece』を読んで実践して結果
256.6円以上稼げたら元は取れるでしょ、という考え方。
そういう考え方なので、
ハズレの本だ!と思ったら我慢して読むより
違う本を読んで稼いだほうがよいとのこと。
このあたりの割り切りがいい。
なんだったらメルカリやヤフオクで売れるし。
実践して、飛躍させるのが読み方コツ その3
(p.140より)
メモすることで記憶に残し、実践に使ってみましょう。(略) 実践のプロセスで、メモしたことがそのままで使えるか使えないかもわかるでしょう。そうした反復をしながら、自分に現実に合うようにアレンジすればよいのです。
本代の1,500円を 150,000円にするためには
得た知識をビジネスで活かさなくてはならない。
それには、どういう読み方をすればいいのか
『レバレッジ・リーディング』では、
重要と思ったところに線を引いたり、
ページの端を折ったりすることを推奨している。
そして、要点を抽出してメモにして、
事あるたびににそれを読む。
さらに、実践してその結果から
メモをブラッシュアップしてオリジナル化させる。
これが、1,500円を100倍にする仕組みである。
これならできそう!というあたりが
スキルアップを図るのにちょうどよさそう。
まとめ
下記のように本を読んでいき、スキルアップを図る。
1,2だけで実践しても時短になるので
本の読み方が、かなり変わるはず。
そこで、しばらくこの読み方を試してみて
結果にどう結びつくのかレポートしようかと。
もっとも・・・
1年経ってもレポートがなければ失敗したものだと(苦笑
それでは(`・ω・´)ゞ
なお、冒頭で1,500円が 15,000~150,000円なるという話を書いた。筆者の経験と見積りによる数字だそうだが、数字的根拠は公開されていないので、本当かどうかは少し怪しい。
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