泣けるビジネス書『だから、また行きたくなる。』を読むと他人に優しくなる!【書評】

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ミックスジュース だから、また行きたくなる。

「えっ、ミックスジュース?」

 

入社半年にして初めて課長クラスが集う全国会議に代理出席したとき、

コーヒーでもお茶でもなくミックスジュースが出てきたときの感動たらもう。

 

当時の私よりも10歳以上も年上の大人たちの集い。

でも、みんなミックスジュースが好きなんだ・・・

だって、ピリピリムードも一転、みんな和やかでいい顔してる。

 

若かりし頃の私は、この時の座長さんの心遣いに惚れたものです。

将来はこんな人になりたいと。

 

それはさておき・・・

友達の家へ遊びに行ったときはお茶やジュースをいただきますよね。

 

そして、ひと通り話が盛り上がった後、

「お茶でもいれましょうか?」

と笑顔で京都出身の方が言われたら、

それは、はよ帰れ!の合図。

 

調子に乗って「では、もう1杯」などと言ってはいけません。

すぐに帰ってください。

 

いや、ちょっと待って・・・

 

帰るときにコップや湯のみをどうしますか?

そのまま置いて帰りますか?

 

もし、コップを一箇所にまとめておけば、

京都人は片付けるのが楽になるはず。

 

そういう「プラス1」の心遣いをすることで、

人の心を動かしましょう!というのがこの本

 

川田修さん著『だから、また行きたくなる。』

 

この本を読むと「あぁ、コレ、やったほうがいいよね・・・」と思うものの

躊躇してしまいやらずにいたことを積極的にやりたくなってきます。

 

また、会社やお店を経営している人であれば、

もうひと工夫してみようかな・・・

と考えるようになることでしょう。

 

とにかくちょっとした心遣いをしたくなる本なのです。

 

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『だから、また行きたくなる』は、ビジネス書なんだけどなんだか気持ちが温かくなる不思議な本という話

言っておきますけど、こちらの本。

 

夜更け過ぎなど気が緩んでいるときに読むと泣きます。

ビジネス書なんですけど、泣きます。

 

ほっこりする具体例が満載なので読んでいて心地いい

アイスコーヒーを「えっ?(笑」と思うグラスで出すお店、

ゴルフのキャディさんのメッセージカードなど

筆者のありがたいお言葉よりも具体例。

 

とにかく具体例のカタログなのかと思うくらい具体例が満載の本なんです。

 

しかも、著者が心を動かされた「されるとうれしいプラスワンの小さな心遣い」

の具体例なので、読んではニヤニヤ、心温まり自然にほっこり。

 

「小さな感動」という、手の届きそうな感じがいいんです。

 

それでいて、ビジネス書特有の上から上からくる武勇伝や自慢話がほとんどない、

車のいない高速道路を走る感じでスイスイと気持よく読み進められました。

 

終盤になるころには心がポカポカ、ふわっとして気も緩みます。

そんな心理状態ゆえ、そりゃ急に泣きエピソードがくれば泣くってもの。

まじでグッときます(笑

 

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こちらの本も編集担当の今野マジック炸裂!

そんな、泣いたり、ほっこりできるビジネス書『だから、また行きたくなる。』

編集担当は、ダイヤモンド社の今野良介さん。

 

『読みたいことを書けばいい』

関連記事:文章術なんてよくわからん!となったら『読みたいことを、書けばいい。』がオススメ!

 

『一秒でつかむ』

関連記事:「1秒でつかむ」は、著者が読みたいことを書いた謎解き本だった!【書評】

 

『10倍速く書ける 超スピード文章術』

関連記事:10倍速く書けるようになるには、界王星で修行するより手順を覚えるといいらしい【書評】

 

などの編集担当もされていた方。

 

今野さんが手がける作品は、

今野マジックともいえる「余白」「太字」がつきもの。

 

1ページに字がびっしり詰まっていると、

サラッと読みたいときに視線を置くポイントが見つけにくくて

読むのがしんどい。

 

それに比べ「余白」と「太字」があると文章が小さなブロックになって

大きな敵を時間かけて倒すより、

小さい敵をコツコツ倒して経験値を稼ぐ派の私としては

かなり読みやすい。

 

この『だから、また行きたくなる。』も

当然この手法を取り入れていてサクッと読めます。

 

もっとも、この手法を取り入れてはいるのですが、

今回は太字が他の作品よりも控えめ。

 

実は、この控えめな太字の太さがプラスワン的魅力

 

他の3作品が大衆居酒屋っぽいのに、この作品は料亭っぽい。

それが、この作品の雰囲気と合っていて凄く心地いいのです。

 

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『一秒でつかむ』とセット読みするとかなりピンとくる!

今野マジックは、フォーマット的なことだけではありません。

 

この『だから、また行きたくなる。』を読む前に

『一秒でつかむ』を読んだのですが、

この順番で読むとどちらの言いたいこともピンときます。

 

特に『一秒でつかむ』で書かれていた ”新しいものを作る考え方” 

『だから、また行きたくなる。』に書かれている ”プラスワンを生み出す考え方”

に相通ずるものを感じます。

 

どちらも既存のルールや基本をきちんとわかったうえで、

ずらしたり、プラスワンを乗せる・・・

 

ストンと落ちたし、めっちゃトキメキました。

 

なので、ぜひセット読みされることをオススメします。

 

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まとめ

ターゲットは、営業・企画部の方や経営者なのでしょうけど、

誰が読んでもレベルアップできる!そんな本だと感じました。

ぜひ、1度読んでみていただければと思います。

 

それでは今回取り上げた本のご紹介です。

 

ここまでくると単なる今野さんのファンやな(苦笑

 

以上です(`・ω・´)ゞ

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