大五郎の5秒ルールも受賞した『めざせイグ・ノーベル賞 傾向と対策』【書評エッセイ】

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アメ イグノーベル

『5秒経ってないから、セーフ!』

 

という謎のセリフを吐いて

彼は地面に落ちた赤いアメを拾って口に入れた。

 

大五郎は不思議なヤツだった。

長男なのに大五郎。

 

リトルリーグに入っていたのに

近所の誰よりも野球が下手。

 

公文に通っていたのに

学校の誰より算数ができなかった。

 

なのに、彼は誰より威張っていた。

 

体も大きかったので、

のび太とジャイアンがフュージョンしたような感じだ。

 

フュージョンの無駄使いこの上なし。

 

そんな、世界の役には全く立ちそうにない

”ジャイアントのび太”の必殺技が

『5秒経ってないから、セーフ!』だった。

 

中学になると彼とは疎遠になった。

仲が良かったわけではないこともあり

特に気に留めることもなく今日まで至っている。

 

そんな彼の存在を突如思い出したのは

『めざせイグ・ノーベル賞 傾向と対策』

に書かれていた5秒ルールに関する項目を読んだからだった。

 

あの大五郎必殺技の「5秒ルール」で

賞をとった人がいたとは驚きだ。

 

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大五郎の5秒ルールも受賞したイグ・ノーベル賞とは?

 

イグノーベル賞とは、

賞の創設者マーク・エイブラハムズによると

 

”世間を笑わせ、考えさせられた” 人に与えられる賞

 

だそうだ。

そういうコンセプトなせいか、

受賞した研究は下ネタ系のものが多い。

 

この本にもそこそこ載っているが

受賞一覧を見ると放送禁止用語的な言葉が

ちょこちょこと見受けられる。

 

なので、下ネタと受賞の関係を研究すると

イグノーベル賞がとれるのかもしれない。

 

日本人も数多く受賞していて

あのドクター中松氏も『34年間、自分の食事を写真に撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析した』として、2005年に栄養学賞を受賞している。

 

そんなイグノーベル賞、2004年の衛生学賞がこちら。

 

『床に落ちた食べ物を食べても安全かどうかについての「5秒ルール」の科学的妥当性の研究』

 

この研究を発表したのは、ジリアン・クラーク

アメリカの女子高校生だった。

 

詳細は、本を読んでください!だけど

結果だけいえば、こんな感じ。

(p.56、p.57より)

当たり前のようだが、菌のない床なら五秒ルールは通用するが、菌のある床では通用しないということだ。

 

なので、小さいお子さまや大五郎をお持ちの方は、落ちたものを拾って食べる習慣はやめさせたほうが良さそうだ。

 

以上です(`・ω・´)ゞ

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