僕らはまだ遺言書の凄さをわかっていない

相続はいろいろ大変!

LIFULL HOME’S PRESSの「家を相続する際、大変だったこと」ランキングによると

1位 相続における不動産の名義変更 (37.5%)
2位 相続の進め方 (25.8%)
3位 親族間の人間関係 (23.3%)
4位 相続のときの税金(相続税など) (18.5%)
5位 相続における不動産以外の名義変更 (16.3%)
6位 行政書士や弁護士との関係 (6.0%)

まったく大変だったことはなかった (32.9%) 【複数回答可】

となっており、約7割の人が相続は大変だったというデータがあります。このデータから大変なことをざっくり2つにわけてみました。
 
  相続人同士などの調整が大変
   → 親族間の人間関係、行政書士や弁護士との関係
  相続の手続き自体が大変
   → 進め方、名義変更、税金
 

相続人同士などの調整が大変!

相続人同士などの調整には色々ありますが、大変そうなの2つピックアップしました。
 
 ① 相続はじめませんか?という連絡
   お葬式も終わり一息つきました。さて、相続どうするかなぁとなったとき、まず相続人
   が誰なのか調べて連絡します。

    ・ 楽なパターン   
      相続人が少なく、日頃から連絡できる間柄の人しかいない。
    ・ 比較的楽なパターン
      遺言書かエンディングノートがあり、相続人が判明していて連絡先まである。
    ・ 最悪パターン   
      知らない相続人がいて、しかも連絡がつかない。
      → 行方不明の相続人がいると不在者財産管理人を選出したり、失踪宣告をしな
        ければならずかなり面倒。
 
  ② 遺産分割協議の調整
    相続を自分達だけで行うか、専門家に入ってもらうのか、財産目録などの準備を誰が
    するのかなど遺産分割協議を始めるまでの準備から、確定申告をどうするかの後処理
    までを調整。
 
    ・ 楽なパターン   
      よく練られた争う要素がない遺言書があり、遺産分割協議自体が不要。
      遺言執行者も決められていて相続人はすることがほとんどない。
    ・ 比較的楽なパターン
      相続人が協力的でサクサク決まって、必要書類も早く収集してもらえる。
    ・ 最悪パターン   
      相続人の一部に非協力的なうえに文句ばかりの人がいてまとまらない。専門家に
      入ってもらったが争いが争いを呼ぶ結果になり裁判へ。
 
 

相続の手続きが大変!

相続の手続きの大変さは、遺言書の有無によって大きく異なります。少し難しいの図にし
てみました。
 
① 遺言書がない場合
   

遺言書がない場合、各相続人が遺産分割協議で決まった自分の財産に関する手続きを行うため、何回も必要書類を取りに行くようになるかもしれません。取りに行ってくれればいいですが、関係が悪化していると協力してくれるとは限りません。
 
 

② 遺言書がある場合

 
遺言書がある場合、遺言執行者の力量によりますが全相続人の実印での署名捺印が求められることがほとんどないので、かなり負担は軽くてすみます。
 
 
 

まとめ&あとがき

【まとめ】
 ◯ 遺言書があると相続人への調整量がかなり軽減される
 ◯ 遺言書があると相続手続きの負担がかなり軽減される
 
あらためてみると、遺言書があるとないとでは相続人かかる負担量がかなり違うようです。ただ、遺言書があったとしても、相続人が多いにも関わらず1人だけに全財産を相続させるなど極端な遺言書であればやはり争いは起きてしまうでしょう。ですから、スムーズな相続にするためにはきちんと練られた遺言書である必要がありそうです。

 


▼ どんな人?と思われたらぜひ。