遊泳舎 編/あわい 絵 『言の葉 連想辞典』は、SNSに役立つ辞典【書評】

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言の葉 連想辞典

花笑み(はなえみ)
花が咲くことを指す言葉で、
華やかで愛らしい笑顔を咲いた花に例えた表現 p.82

 

ブログやSNSでの言葉選びは難しい。

 

似たような意味合いの言葉でも

少しの言葉の違いが受け手のイメージを大きく変える。

おや、今、近所の女の子が何かをもらったよう。

 

” 黒い招き猫につける鈴をもらって笑った ”

” 黒い招き猫につける鈴をもらって花笑んだ ”

 

どうでしょう、後者のほうが上品で華やいだ雰囲気を感じませんか?

 

どういうこと

 

うーんと、私はうまく使いこなせませんが、

 ・ ワンランク上の言葉を用いたい!
 ・ 品のあるかわいい文面にしたい!

という方にオススメなのがこちらの辞典。

 

遊泳舎 編/あわい 絵 『言の葉 連想辞典』

 

エッセイっぽくも、絵本っぽくもあるこの辞典。

一体どういう本なのか、ご紹介。

 

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『言の葉(ことのは) 連想辞典』は、ほっこりする間に  語彙力と表現力があがる辞典

 

本屋の隅っこのコーナーで見つけたこちらの本。

 

不思議な表紙が気になりパラパラとページをめくると

それまで本に囲まれていた周りの景色が

イラストにあるような簡素化された世界に見え

気持ちも和らぐ心地よさ。

 

『 即 買 し か な い ! 』

 

即買はあまりしないタイプなのに、レジへとダッシュ!

 

本の紹介:簡単にいえば「絵本のような辞典」

この本は、感情、行動、色など6つのテーマに沿って

選び抜かれた言葉をイラストにのせ紹介する「絵本のような辞典」

 

やわらかいイラストと選び抜かれた言葉たちが

上品でほっこりする世界観を生み出している。

 

なので、絵本やエッセイ代わりに読むのもおすすめ。

もっとも、辞典としても十分使える。

 

特に、ブログやSNSなどを書いているとき

どういう表現が合うか迷ったら、この本を広げてみる。

 

例えば、夕焼けの「赤」を表現したいとき

「赤」のページを開くと

「真紅」「紅蓮」「茜」「朱鷺色」などが載っている。

 

そこから、自分のイメージと合うものを選ぶと

ワンランク上の表現ができるかと。

 

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イラストを描かれた ”あわい” さんってどんな人?

『言の葉 連想辞典』は、辞典ということもあり

作者が明記されておらず「編 遊泳舎」となっている。

 

なので、ここはイラストを描かれた”あわい”さんに注目。

1981東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、イラストレーターとして活動を始める。2013年頃から女性をモチーフにしたイラストレーションを描き始める。Web広告、雑誌、似顔絵などの制作を手がける。誠文堂新光社イラストノート誌「第14回ノート展」準大賞受賞。 紹介ページより

 

正直、有名な方なのかどうかはよくわからず。

ただ、どういうイラストを描かれるのかは

インスタ(@awaiwaiwai)に作品があがってるので参考になるかと。

 

ちなみに、あわいさん。

前回の記事の著者・向後千春さんに続いて性別に悩む。

 

イラストの雰囲気だと・・・

うーん、どっちとも言えるそうで判断しかねる。

 

そこで、Twitter(@awaiwaiwai)も note も

されていたのでチェックしてみた。

 

・・・わからん!

 

ただ、色々調べていくと ”彼の個展に行った”

という人がいたので、どうやら男性のよう。

 

まぁ、性別がどっちであれ、

イラストの評価は変わりませぬが。

 

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実際に手にとって読まないと魅力半減。

この本はとにかく、

紙ベースの本で読むことがおすすめ。

 

電子書籍だと読んだときの

ふわっと世界観にひきこまれる感覚が味わえない。

 

オードリーのネタを春日のパートだけ見るようなもの。

 

なので、実際に本屋へ行くことをおすすめしたい。

とはいえ、世はコロナの影響で外出は控えたほうがいい状況。

 

そこで、しぶしぶのご紹介。

遊泳舎さんが本の一部をサイトに公開されている。

ここにアクセスしてどういう本か確認するのも一手。

 

ただ、実際に本を読んだあとにこのサイトを見ると

コレなんだけど、コレジャナイ感がハンパなかった。

 

一応、リンクは貼るけどアクセスしないでほしい気も。

アクセスするなら、前述のあわいさんのインスタをおすすめ。

言の葉連想辞典 | 遊泳舎
イラストから連想して言葉を探せる、新しい辞典。 「思わずグッとくる、洗練された言い回しを知りたい」「心が洗われるような、美しい日本語を味わいたい」……。本書は、日常を少しだけ豊かにしてくれる粋な言葉の数々と、繊細で美しいイラストが詰まった「表現の宝箱」。語彙力を磨きたい大人や、表現力を磨きたいクリエイターにもおすすめの...

遊泳舎さん、わかってないな。 ← 謎の上から目線。

 

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感想:日常を少しだけ豊かにする辞典

ひと通り読んで、こんな辞典があるのか!と、たまげた。

魂消る(たまげる)
非常に驚くこと。肝をつぶすこと。
「魂が消えるほどの思いをする」
という意味から使われるようになったといわれる。p.49

 

辞典は1ページごと熟読するものではなく

わからないモノを調べるイメージが強い。

 

ただ、この『言の葉 連想辞典』は、

160ページくらいの洗練された辞典なので

じっくり読んで自分の語彙力、表現力の向上に役立ちそう。

 

また、曲のタイトルや歌詞によく使われる言葉も載っていて

おぉ、そういう意味かー!と楽しめる。

 

帯にも書いてある

「日常を少しだけ豊かにする」

という言葉がぴったりな辞典。

 

一度は読んでみる価値あり。

 

・・・本屋でね!(念押し)

 

それでは(`・ω・´)ゞ

 

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